サッカー選手の中には、幼少期にフットサルを経験してきた選手も多くいます。
日本では原口元気選手が幼少期にフットサルをやっていたことで有名ですし、海外ではネイマールやロナウジーニョなどもフットサル経験者です。
これらからもわかる通り、フットサルを経験しているプロサッカー選手は、ボールタッチがやわらかかったりドリブルが上手いのが特徴的です。
フットサル出身のプロサッカー選手も多くいることから、フットサルを経験することによって、サッカーに対してプラスになるのがわかりますね。
そこで本記事では、フットサルが少年サッカーに与える効果や役立つ理由を紹介します。
- サッカーをやっている子供にフットサルを習わせようと考えている人
- フットサルが少年サッカーに与える効果を知りたい人
目次
フットサルが少年サッカーに役立つ理由と効果【7つ】

ネイマールやロナウジーニョなど、フットサル出身のサッカー選手は相手をあざ笑うかのように楽しそうにプレーをしていますよね。
リーグによっては批判されることも多いですが、観る人を魅了する観ていて楽しいプレースタイルです。
そんな、魅せるプレー以外にもサッカーにプラスになることが多いので紹介していきます。
フットサルが少年サッカーに役立つ理由と効果は以下の通りです。
- テクニックが身につく
- 基礎技術が向上する
- 状況判断が早くなる
- 切り替えが速くなる
- 走力・体力が身につく
- シュートのアイディアが増える
- 第三者の動きが身につく
①テクニックが身に付く
サッカーより小さいコートで行うフットサルは、ボールに触れる機会が増えることや対人(1vs1)の場面が増えるので、テクニックが身に付きやすいです。
- 足の裏を使用するドリブルやトラップ
- 相手を翻弄するフェイント
- やわらかいボールタッチ
ネイマールやロナウジーニョなどを見ていると、トラップやボールタッチがやわらかく、踊るようなドリブルで華麗に相手を抜き去っていきますよね。
テクニックが身につけばボールを失うことも減るので、自然とプレーに自信が付いていきます。
フットサルでテクニックを身につけて、サッカーでも自信に溢れたプレーを披露しましょう。
②基礎技術が上達する
狭いコートでパスとトラップを行うので、止める・蹴るという基礎技術が上達します。
サッカーでもフットサルでもそうなのですが、トラップを足元にぴったりおさめたり、逆に味方の足元を狙ってパスができないと相手にすぐにボールを奪われてしまいますよね。
フットサルではコートが小さい分スペースが限られてくるので、余計にボールの扱いに繊細にならなければいけません。
サッカーと同様パススピードも大切なので、フットサルの狭いコートで速いパスを意識していれば、パスやトラップの基礎技術も自然と上達していくでしょう。
③状況判断が速くなる
フットサルはサッカーよりも狭いコートの中でプレーをしなければならないので、状況判断のスピードも大切になってきます。
コートが狭い分相手の位置も近くなりプレッシャーも速くなるので、シュートコースやパスコースはすぐに無くなってしまいます。
なので、パスを受ける前にシュート・ドリブル・パスのどれを選択するかなど、次のプレーを考えながら行動しなければボールを失うリスクは高くなります。
状況判断の速さはサッカーでも十分に役に立ち、プレーの選択肢が増えるので、速く正確にプレーできるように心がけましょう。
④攻守の切り替えが速くなる
フットサルはコートが小さいので、誰か一人でもサボってしまうことで、すぐに〝数的不利〟の状況に陥ってしまいます。
チーム全体が攻撃も守備も意識して行わなければ、試合を優位に進めることはできなくなってしまいますよね。
- 自分がボールを奪われたら直ぐに追いかける
- 見方がボールを奪われたら直ぐにディフェンスに戻る
- 自分がボールを奪ったら直ぐにゴールを目指す
- 見方がボールを奪ったら直ぐにゴール前に走る
切り替えを速くしないと直ぐにピンチになってしまうし、得点チャンスも直ぐになくなってしまいます。
切り替えの速さを意識しながらプレーすることで、サッカーにも役立てることができるでしょう。
⑤走力・体力が身に付く
サッカーもフットサルもよく走るスポーツです。
フットサルではコートが狭い分俊敏性を求められることも多いですが、体力も重要になってきます。
体力がないと、試合が終盤になるにつれて足が動かなくなってしまい、せっかく身に付いたテクニックを最後まで発揮できなくなってしまいます。
なので、フットサルでも他の選手より走るように意識してプレーすることで、走力や体力が自然と身に付きサッカーでも活かすことができるでしょう。
⑥シュートのアイディアが増える
フットサルのゴールはサッカーより小さいですよね。
その小さいゴールをゴールキーパーが守っているのだから、ゴールを奪うのも一苦労です。
- コースを狙った強いシュート
- キックフェイントからのシュート
- 頭の上を越すループシュート
- 股下を狙ったシュート
- タイミングをずらしたシュート
ゴールを奪うにはシュートの正確さだけでなく、シュートのアイディアも重要になってきます。
シュートまでの流れ(パスワークなど)も工夫しなければいけないので、フットサルで身に付けたアイディアをサッカーで活かすことができるでしょう。
⑦3人目の動きが身に付く
サッカーでは「3人目の動きが大切だ!」と言われますが、フットサルでもボールがないところでの動きは大切になってきます。
スペースの狭いフットサルでは、ただ立ってパスを回しているだけではなかなかシュートの局面まで持っていくことはできません。
そこで重要になってくるのが3人目の動き出しです。
1人目(ボールを持っている人)から2人目にパスが通る間に、3人目がスペースを見つけて動き出す。
そうすることで相手のマークを振り切りやすくなり、フリーでボールをもらうことができるのです。
3人目がしっかり動いて連動した攻撃から点が入ると、とても気持ちが良いものです。
サッカーやフットサルが楽しくなる瞬間の一つなので、攻守にわたって全員がサボらずに走ることが大切になってきます。
まとめ:〝意識〟してプレーすることが大切!

- ドリブルやボールコントロールなどのテクニックが身に付く
- 止める・蹴るという基礎技術が上達する
- 状況判断が早くなり、プレーの選択肢が増える
- 攻守の切り替えが早くなる
- 走力や体力が身に付き最後まで力を発揮できる
- ゴールに繋がる一瞬の閃きやアイディアが身に付く
- 3人目の動きで連動して攻撃できるようになる
ここで紹介したメリットは、フットサルをやっているだけで勝手に身に付くわけではありません。
このようなことを〝意識〟しながらプレーすることで、サッカーにも活かすことができるのです。
〝意識〟しながらプレーしたことが成功した時は、喜びが倍になり、サッカーもフットサルも好きになる瞬間の1つです。
「パスやトラップを丁寧にしよう」「攻守の切り替えを速くしよう」など、〝意識〟しながらプレーすることを心がけ、サッカーもフットサルも楽しみましょう。
【⇓サッカーノートを書くと、意識しながら練習することができるので上達スピードも変わりますよ⇓】
