男性の髪の毛は、スタイリング剤を使用せずに何もしないと頭を洗いっぱなしにしているような感じで格好悪い印象になりがちです。
スタイリング剤を少しつけただけでも、毛束ができたり髪の毛に動きが出るので印象はだいぶ変わってきます。
しかし、メンズのスタイリング剤は多種多様で、それぞれに特徴があるため何を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
ワックスやジェルだけでなく、ヘアスプレー・グリース・ポマードなどのスタイリング剤がありますが、近年ではワックスとジェルの人気が高い傾向にあります。
そこで本記事では、ワックスとジェルのどちらがおすすめか、特徴やメリット・デメリットを紹介します。
- ワックスとジェルの特徴を知りたい人
- ワックスとジェルの購入を悩んでいる人
- スタイリング初心者の人
ワックスの特徴
引用:Amazon.co.jp
ワックスは種類によって含まれている成分が変わってきます。
油分が多めで髪に艶や潤いを与えるものもあれば、繊維(ファイバー)成分を多めに配合して粘り気を強くし、セット力をアップさせているものもあります。
含まれる成分により、「ソフトタイプ」や「ハードタイプ」に分かれる(もっと細かく分かれるメーカーもある)ので、髪型や髪質によって使い分けることができます。
- 髪が長い人 = ソフトタイプ
- 髪が短い人 = ハードタイプ
- 髪が柔らかい人 = クレイタイプ
- 髪が硬い人 = ハードタイプ
ソフトタイプのワックスは適度に毛束を作ることができるし、毛先を摘まんでハネさせたり動きを出すことができます。
反対にハードタイプのワックスはしっかりと毛束をまとめることができて、髪を立たせたり強めに固めることも可能です。
ワックスのデメリット
- 選択をミスるとスタイリングしにくい
- しっかり洗い流す必要がある
【選択をミスるとスタイリングしにくい】
自分の髪質や髪型に合ったワックスを使用しないと、上手くスタイリングできなかったりセット力が足りなかったりすることがあります。
例えば、太くて硬い髪質の人がソフトタイプのワックスを使用するとセット力に欠けてしまいます。
また、髪の薄い人がハードタイプを使用すると束感ができすぎて地肌が透けて見えてしまうことになります。
自分の髪質や髪形を理解したうえでワックスを選ぶ必要が出てきますね。
【しっかり洗い流す必要がある】
ヘアワックスは油性なので水に溶けにくい性質です。
そのためスタイリング後に手を洗う時もハンドソープでしっかり洗う必要があるし、シャンプーの時も予洗いだけでワックスを落とすことは難しくなります。
しっかりワックスを落とすには、シャンプーを2回しなければいけない場合もあります。
ワックスのメリット
- 手直しできる
- 動きを出しやすい
- 種類が豊富
【手直しできる】
速乾性のあるジェルとは違い髪を固めすぎないので、スタイリング中やスタイリング後でも、手ぐしで簡単に手直し可能です。
風邪や雨でスタイリングが乱れてもサッと手直しできるのは嬉しいですね。
【動きを出しやすい】
ワックスは、粘りのある繊維が髪と髪をくっつけてボリューム感を調節したり立体感を出すことができます。
髪の毛に毛束を作ったり、立たせたりハネさせたり、動きのあるスタイリングを作れます。
【種類が豊富】
ワックスは種類が豊富で、同じメーカーからでも髪型や目的に合わせてたくさんの種類のワックスが販売されています。(ハード・ソフト・グロスなど)
□髪型:ベリーショート・ショート・ミディアム・ロング
□目的:ツヤを出したい・持続させたい・毛束を作りたい・セット力重視
このように、「このワックスはこの髪型や目的に合いますよ」とパッケージに記載があるので、自分のスタイリングに合っているか確認してから購入するようにしましょう。
ジェルの特徴
引用:Amazon.co.jp
ジェルは水溶性で、水とポリマー成分を中心に混ぜ合わせたものなので、髪型のセット力が優れているのが特徴です。
一度セットするとパリッとした質感に固まり崩れにくく、ウェット感やツヤ感を与えるなど見た目の印象を変える効果も発揮します。
- 髪をタイトにまとめたい
- ツヤのある仕上がりにしたい
- 毛束を作りたい
- 髪を立たせてキープしたい
このようなスタイリングをしたい人にはジェルがおススメです。
速乾性が強いので、ワックスよりも素早くスタイリングをする必要があります。
ジェルのデメリット
- 手直しができない
- 地肌が見えてしまうことも
【手直しができない】
ジェルの一番のデメリットは一度セットすると固まってしまうので、手直しができないということ。
水を付けて手直しができるジェルもあるので、そちらを探してみましょう。
【地肌が見えてしまうことも】
毛量が少ない人が使用すると、地肌が透けて見えてしまうこともあります。
地肌が見えると髪の毛が薄い感じになってしまうので、毛量が少ない人はジェルの量を少なめに使用するか、ワックスの使用をおすすめします。
ジェルのメリット
- スタイリングが楽
- キープ力が強い
- 水で洗い流せる
- 多毛の方におすすめ
【簡単にスタイリングできる】
タオルドライ後の少し濡れた髪(半乾き)の状態でも、ジェルをつけて馴染ませてセットすることができるので、スタイリングがとても楽です。
ドライヤーで乾かす手間や時間を割けるので、朝の忙しい時間でも簡単にセットできるのは嬉しいポイントです。
【キープ力が強い】
ジェルはパリッと固まるので、ワックスよりキープ力が断然強いです。
そのため、朝セットした髪型を一日中キープしてくれます。
ワックスのようにスプレーをかけて固める必要もありません。
【水で洗い流せる】
ジェルは水溶性なので、スタイリング後の手に残ったジェルも水で簡単に洗い流すことができます。
髪を洗う時もシャワーでしっかりジェルを落とすことができるので、その後のシャンプーの泡立ちがいいです。
ワックスの場合、しっかりシャンプーをしても「まだワックス残ってるかも…」という感じがありまが、ジェルは予洗いのみでしっかり落とすことができます。
【多毛の人におすすめ】
濡れた状態で固まるジェルは、毛束ができてタイトに仕上がるため、多毛の人にとってはボリュームを程良く抑えられるのでおすすめです。
毛量が多くてスタイリングに困っているのであれば、一度ジェルを使ってみることをおすすめします。
いつもと雰囲気が変わるので、新たな発見もあるかもしれませんよ。
まとめ:髪型や髪質に合わせて選ぼう
【ワックス】
- マットな仕上がりにしたい
- 毛先に動きを出したい
- いろんなスタイリングを楽しみたい
【ジェル】
- 髪をタイトにまとめたい
- ツヤのある仕上がりにしたい
- 時短で楽にセットしたい
僕は髪が硬くて毛量も多い方です。
ずっとワックスを使用してスタイリングしていましたが、ジェルの方が毛束やツヤが出て毛量を抑えられるので、美容師さんにジェルを勧められてからジェルのセットにハマってしまいました。
ワックスとジェルのどっちがいいか悩んでいるのであれば、髪型や髪質、目的に合わせてスタイリング剤を選ぶようにしましょう。
是非参考にしてみて下さい。