iPhoneの機種変更って、前に使用していたiPhoneのデータを一度パソコンにデータをバックアップして、新しいiPhoneにデータを復元しなければいけませんでしたよね。
「データの移行が面倒だから機種変更どうしようかな…」と悩んでいました。
しかし、いざ自宅で機種変更しようと進めていくと、〝パソコンにデータを移行する必要もなく、古いiPhoneと新しいiPhoneのみ〟であっという間に機種変更ができてしまったではないですか!
どうやら『iOS12.4』からの新機能のようで、パソコン不要でデータ移行ができるようになったらしいのです!
ということで、本記事ではiPhoneからiPhoneに機種変更しようと考えている方へ向けて、自宅で簡単に機種変更する方法を紹介します。
- iPhoneからiPhoneに機種変更したい人
- iPhone同士で機種変更しようと思っている人
- 自宅でiPhoneの機種変更をしたい人
目次
自宅でiPhoneの機種変更ができる

これも今回知ったことなのですが、自宅でiPhoneの機種変更ができちゃうんですね。
オンラインショップで購入して自宅で受け取り機種変更を行うと、事務手数料が〝無料〟になるメリットがあります。
まずは自宅で端末を受け取るまでの手順を紹介します。
オンラインショップで機種変更したい端末を購入する
僕はソフトバンクユーザーで、iPhone7から iPhone SE に機種変更したので、この章はソフトバンクユーザー向けの内容となっています。
My Softbank の新機種購入を選択
⇓
ラインナップから購入したい端末を選択
⇓
手続き内容を選択していく
⇓
機種と支払方法を選択
⇓
料金プランを選択していく
⇓
手続きを進めていく
新機種の購入は、マイソフトバンクの手順通りに進めていけばOKなので、なんの問題もないでしょう。
同梱品の確認をしよう
注文した端末が到着したら、付属品に不備がないか確認しましょう。

大きな段ボールの中に入っていたのは以下の通りです。
- 新しい端末
- 資料1枚
- 納品書1枚

端末のケースに同梱されている付属品は写真の通りです。(iPhone SE)
- iPhone本体
- イヤホン
- USBケーブル
- USB電源アダプタ
- 説明書

説明書と共に、SIMトレイを取り外すためのピンが同梱されています。
…その前に、注意点を伝えておきます。
iPhone同士でデータを移行する前に注意したいこと
iPhone同士のデータ移行の前に、確認しておきたいことがあるので紹介します。
OSのバージョンを確認しよう
これまでのiPhoneの移行作業は、iTunesやiCloudにバックアップを行い、そのデータを新しい機種に復元しなければいけませんでした。
しかし、『iOS 12.4』以降であれば、いちいちパソコンに繋いでiTunesにバックアップをとらなくても、iPhone同士で簡単にデータ移行ができるようになりました。
新しい機種であれば最新のiOSになっているはずなので、現在使用しているiPhoneのOSバージョンがiOS12.4以降であるか確認しましょう。
iOS12.4以前であればアップデートを行ってからデータを移行しましょう。
Wi-Fi環境が必要
旧iPhoneから新iPhoneにデータを移行するには、2台を同じWi-Fiネットワークに接続し、ワイヤレスで行わなければいけません。
本体同士を近づけて手順を進めていく必要があるので、必ず旧iPhoneと新iPhoneを手元に置いておきましょう。
LINEの引継ぎの段取りをしておこう
LINEはアプリ自体は移行できるのですが、移行した後に再設定が必要になってきます。
LINEのトーク履歴などを残しておきたい場合は、旧iPhoneで引継ぎの設定をしておきましょう。
- 電話番号の登録
- メールアドレスの登録
- パスワードの登録
- Apple ID と連携
- Facebookと連携
以上の設定をしておくことで、新iPhoneに機種変更した後でも旧iPhoneで使用していたLINEをそのまま引き継ぐことができます。
LINE⇒設定⇒アカウントから設定できます。
不安な人はバックアップを取っておこう
今までパソコンにバックアップをとって復元する方法でしか機種変更をしたことがなかったので、「本当にiPhone同士でデータを移行できるの?」と不安になり、念のためパソコンにバックアップをとっておきました。
結局、バックアップをとらずにもデータ移行ができたのですが、僕のように不安な方は念のためバックアップをとっておきましょう。
iPhone同士でデータを移行する方法

それでは、旧iPhoneから新iPhoneにデータを移行していきましょう。
①SIMカードを入れ替える
旧iPhoneのSIMカードを新iPhoneへ入れ替えましょう。SIMカードを出し入れする時は、iPhoneの電源はOFFにしておきます。
カードを落としたり紛失しないように、テーブルなど平らな場所にiPhoneを置いて作業しましょう。
②新・旧iPhoneの電源を入れる
SIMカードを入れ替えたら両方のiPhoneの電源を入れましょう。

すると、まずはじめに言語設定と地域設定があるので選択していきます。
③クイックスタート
次に『クイックスタート』という画面に移ります。

この画面が出たら、新iPhoneと旧iPhoneを近づけましょう。
すると、旧iPhoneの画面に『新しいiPhoneの設定』と出てくるので、画面下の『続ける』ボタンをタップしましょう。
④新iPhoneのイメージを読み込む
旧iPhoneの『続ける』ボタンをタップすると、新iPhoneに『ほかのiPhoneを待機中』とモヤモヤした画像が現れるので、旧iPhoneで読み込みます。

画像を読み込むと、新iPhoneにパスコード入力画面が出るので、旧iPhoneで使用していたパスコードを入力しましょう。
⑤Touch ID を設定する
Touch ID は、旧iPhoneから引き継ぐことはできないので、新iPhoneで新たに設定し直す必要があります。

⑥旧iPhoneからデータを転送
旧iPhoneから新iPhoneにデータを転送するまでの目安時間が記載されています。

⑦Apple ID パスコードを入力
Apple IDパスワード入力画面へ移ります。

Apple ID パスワードを入力すると『利用規約』が出てくるので、『同意する』をタップしましょう。
⑧ほかのiPhoneから設定
この画面では、位置情報や診断情報などを設定できます。

詳しくカスタマイズできるようですが、基本的に『続ける』をタップでいいでしょう。
⑨Apple Pay の設定
Apple Pay は旧iPhoneから引き継ぎはできず、端末ごとに設定が必要なので新iPhoneで新たに設定します。

『続ける』をタップするとクレジットカードの登録画面へ移行します。
⑩Siriの設定
Siriも直ぐに設定するのであれば『続ける』をタップ。
あとで設定することも可能なので飛ばしても大丈夫です。

⑪App解析
App解析は、Appleに情報を提供したい方は『Appデベロッパと共有』をタップ。
情報提供をしたくない方は『共有しない』をタップしましょう。

⑫True Tone ディスプレイ
True Tone ディスプレイは、周囲の光に画面の色合いを合わせてくれる機能です。
簡単に言うと目の疲れを軽減させてくれる機能なので、そのまま『続ける』をタップしましょう。

⑬旧iPhoneからデータ転送開始
ここまで進めると、自動的にデータ転送が開始されます。

転送が完了するまで、2台を近づけて置いて下さい。
「電源に接続しておいてください」と記載がありますが、接続しなくてもデータ移行はスムーズに完了しました。
転送が完了すると、旧iPhoneでは『転送が完了しました』と表示され、新iPhoneでは『パスコード入力画面』へ移行します。
これでデータの移行は完了です!
パスコードを入力すると、移行したアプリのインストールがどんどん開始されます。
自宅でiPhoneの機種変更するデメリット

自宅で機種変更した時に感じたデメリットは以下の通りです。
- わからないことを店員に聞けない
- 下取りする場合、自分で郵送しなければいけない
わからないことを店員に聞けない
自分で機種変更しなければいけないので、わからない手順や用語が出てきても直接店員に聞くことができません。
また、自分で機種変更となると、大丈夫とわかっていても「本当にデータ移行できるのかな…」などと不安になる部分が少なからずあります。
Softbankユーザーであれば、気になることは、『チャットサポート』というサービスでやりとりできるので使用してみて下さい。
結構すぐに返信が返ってきたので、電話で問い合わせるよりも時間がかからずに済みました。
下取りする場合、自分で郵送しなければいけない
旧iPhoneを下取りする場合、写真のような『端末送付キット』が郵送されてきます。

キットに端末を入れて返送すればいいだけですが、面倒だと感じる方もいるでしょう。
また、端末送付キットは、郵送されてきたときに〝本人確認〟が必要になります。
本人確認で免許証などが必要になってくるし、時間指定ができなかったので自宅にいない時間だったりしたら、更に手間がかかってしまいますね。
自宅で機種変更するメリット

自宅で機種変更した時に感じたメリットは以下の通りです。
- 事務手数料が無料になる
- 店員から他のサービスの勧誘を受けない
- 自分が好きな時に機種変更できる
事務手数料が無料になる
自宅で機種変更をすると、店舗で機種変更した時にかかる事務手数料が〝無料〟になります。
また、送料や代引き手数料も無料なので、店舗と同じ料金で端末が手に入ります。
店員から他のサービスを受けない
店舗で機種変更を行うと、他のサービスやおススメ商品を進められることがあります。
- ワイヤレスイヤホン
- スマホケースやガラスフィルム
- 不要な有料オプション etc.
自宅で機種変更を行えば、「欲しくなかったのに、断りづらくて一緒に買っちゃた」なんてことは無くなりますよね。
セールストークを聞く必要もないので、時短にもなりますね。
好きな時間に機種変更できる
自宅で機種変更するので、自分の好きな時間に自分のペースで手続きを進めることができます。
待ち時間もないし、注意事項などの説明を聞く必要もないので、無駄な時間を過ごさなくて済むのです。
待ち時間を合わせると1~2時間程かかることもあるので、待ち時間が無駄だと感じている方や営業時間に店舗に行けない方にはおススメですね。
まとめ:iPhone同士の機種変更は、PC不要で素人でも簡単にできる
- OSバージョン『12.4以降』であること
- Wi-Fiが接続されている環境で行う
- 2台を近づけて手順を進める
旧iPhoneから新iPhoneへの機種変更は、パソコンにバックアップをとらなくても簡単にデータを移行することができました。
手順通りに進めていけば、素人でも簡単に手続きができます。
「iPhoneはデータの移行が面倒だよな…」と考えて機種変更に踏み切れなかったあなた、この機会に機種変更をしてみてはいかがでしょうか?