サッカー選手がユニホームを脱ぐと、ピチピチしたインナーを着用している姿を多くの人が見たことがあるのではないでしょうか。
プロが着用しているのだから、身体に良い効果があるのだろうと思いますよね。
インナーシャツの種類によっては、汗を吸収する以外にも効果があるものもあります。
そこで本記事では、インナーシャツの効果・特徴・種類などを紹介していきます。
- インナーシャツの効果を知りたい人
- どのようなインナーシャツがあるか知りたい人
目次
サッカーで使用されるインナーシャツの種類
サッカーのインナーシャツには以下のように種類があります。
- 普通のインナーシャツ
- ストレッチインナー
- コンプレッションインナー
まずはそれぞれの種類の特徴を見ていきましょう。
普通のインナー
店舗でも通販でも安価で売られているインナーです。
ノースリーブや長袖などのタイプがあり、ドライ素材で速乾性があるのが特徴です。
プラクティスシャツ(練習着やユニホーム)の下に着用し、汗を吸収して素早く乾かすことを目的としています。
インナーを着用することでプラクティスシャツが汗で重たくなることもないし、ベタつかずに快適にプレーすることができます。
ストレッチインナー
吸汗速乾機能に加えて、ストレッチ機能があり伸縮性が高いインナーです。
身体にピッタリとフィットして血流を促してくれる効果もあるので、防寒対策だけでなく、パフォーマンスを安定させてくれることにも期待できます。
夏用に接触冷感タイプや吸汗速乾機能を高めたインナー、冬用にヒートテックやヒートギアといった保温効果を高めたインナーも販売されています。
コンプレッションインナー
コンプレッション=圧縮・圧搾という意味があります。
ストレッチインナーに圧着機能を備え、身体に様々なサポート効果をもたらす機能性ウェアをコンプレッションインナーといいます。
身体にフィットし適度な圧を加えることで筋肉の無駄な振動などを抑制し、疲労軽減・疲労回復効果で怪我を予防することもできます。
他にも様々な機能があり高性能なため、価格も高めな設定になっています。
サッカー用コンプレッションインナーシャツの効果
サッカーのユニホームの下や練習着の下に着用するインナーシャツですが、汗を吸う以外にもどのような効果があるのか気になりますよね。
ここでは、もっとも高性能なコンプレッションインナーについて解説していきます。
- ストレッチ素材
- 吸汗速乾機能がある
- 体温調節ができる
- 抗菌防臭効果がある
- 疲れを軽減できる
※これらすべての機能を備えているわけではないので購入の際は注意して下さい。
①ストレッチ素材
ほとんどのコンプレッションインナーにストレッチ素材が使用されているので、プレー中も動きに合わせて身体にフィットしてくれます。
適度な着圧なので、準備運動から試合中の激しいプレーまで、運動時の動きを妨げることもありません。
②吸汗速乾機能がある
吸汗速乾機能もほとんどのインナーシャツに備えられています。
コンプレッションインナーはぴったりと身体に密着する分、素早く汗を吸収すると共に瞬時に気化して乾かす構造になっているため、常にドライで清潔な状態を維持してくれます。
汗でベタつかずに快適にプレーができ、また、トレーニングの大敵である汗冷えからも身体を守ってくれます。
③体温調節ができる
同じ長袖タイプのインナーでも、夏用と冬用があるので体温調節がしやすいです。
夏は接触冷感素材や高い吸汗速乾機能を備えて身体をドライに保ち、冬は起毛を利用して体熱を閉じ込めて保温力を持続させたり、夏用と冬用で機能が変わってきます。
なので、夏用と冬用でインナーを使い分けるようにした方がいいですね。
④抗菌防臭効果
インナーの中には、抗菌防臭性の高い記事素材を使用しているものもあります。
イヤな臭いの原因となる細菌の増殖を最大限に抑制し、気になるニオイもシャットダウンしてくれます。
⑤疲労を軽減できる
コンプレッションインナーの最大のメリットは、疲労を軽減し疲労回復を早めることではないでしょうか。
身体にピッタリとフィットし適度に圧迫することで、筋肉のムダな振動を抑えたり身体への負担を軽減してくれるので、疲労軽減・疲労回復に効果があります。
着圧によって姿勢を強制したり安定感が出るので、怪我の予防にも効果的です。
また、肌に密着することで血行促進の効果もあるのでむくみなども予防することができます。
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コンプレッションインナーシャツをおススメできない人
上記で紹介してたコンプレッションインナーシャツをおすすめできない人は以下の通りです。
- 肌に密着する感触が嫌な人
- ピッタリしていると窮屈に感じる人
①肌に密着する感触が嫌な人
インナースシャツは肌に密着しなければ効果は半減してしまいます。
コンプレッション機能があるインナーの場合、着圧がなければ筋肉や関節をサポートできません。
また、汗を吸いにくくなり吸汗速乾機能が働かなくなるので、身体をドライに保つことができずに不快感がでてきます。
なので、肌にピッタリと密着するのが嫌な人は普通のインナースシャツを着用することをすすめます。
②ピッタリとして窮屈に感じる人
似たような感じですが、インナースシャツを着用すると窮屈に感じたり、動きづらさを感じる方にはおすすめできません。
「なんか身体が思うように動かないな」などと違和感があると、プレーに集中できなくなってしまいます。
集中できないとミスに繋がるだけでなく、怪我にも繋がってしまうので、窮屈に感じたり違和感がある方はコンプレッションインナーの着用は避けた方ががいいでしょう。
サッカーにおすすめしたいインナーシャツ
サッカーにおすすめしたいインナーシャツを紹介します。
- hummel(ヒュンメル)
- NIKE(ナイキ)
- UNDER ARMOR(アンダーアーマー)
- adidas(アディダス)
- umbro(アンブロ)
①hummel(ヒュンメル)
ヒュンメルから発売されている『つめたインナーシャツ』です。
軽量性・通気性・ストレッチ性に優れ、背中のプリントと生地全体に〝接触冷感機能〟を搭載しているため冷感度がアップしています。
②NIKE(ナイキ)
熱を逃がして涼しさをキープする、『DRY-FITテクノロジー』を採用しているため、さらりとした快適な着心地が持続します。
伸縮性が高く身体を包み込むタイトなフィット感で、快適な動きをサポートしてくれます。
③UNDER ARMOR(アンダーアーマー)
4WAYストレッチ(4方向へのストレッチ性)を採用しているので、縦横無尽な動きにも対応してくれます。
皮膚のようにピッタリとフィットする伸縮性に優れた生地と、高い吸汗速乾機能を備えたコンプレッションタイプのインナーです。
④adidas(アディダス)
身体をサポートし筋肉の振動を抑制するコンプレッションタイプのインナーです。
高通気性繊維が身体の暑くなった箇所の熱と汗を素早く逃がす働きがあるので、高温化の外の運動でも快適なコンディションでの運動を可能にしてくれます。
ダイナミックな動きをサポートするフィット感と、快適な着心地が特徴です。
⑤umbro(アンブロ)
「高性能なインナーシャツはいらない」という方におすすめのインナーシャツになります。
吸汗・速乾性の高いポリエステル素材を採用しているので、汗を素早く処理して快適さをキープしてくれます。
まとめ:自分に合ったインナーシャツを選ぼう
- ストレッチ素材
- 吸水速乾機能
- 体温調節ができる
- 抗菌防臭効果
- 疲労軽減・回復効果
インナーシャツは汗を吸収してくれるだけでなく、快適さを保ち疲労の軽減までしてくれる優れものです。
「ドライで快適な着心地でプレーしたい」とか「身体のサポートでパフォーマンスを向上させたい」など、自分の目的に合ったインナーシャツを選びましょう。
サッカー用のインナーシャツを探している方、ここで紹介したインナーシャツの効果や種類を参考にしてみて下さい。