スイッチの純正プロコンは握りやすくて操作性もいいので、使用している方はたくさんいることでしょう。
しかし、ただ一つデメリットがあるとしたら『左スティックの不具合が多い』ということです。
何度も不具合が出てその度に修理を出すのは面倒だし、修理代も高く取られることもあるかもしれません。
そこで本記事では、不具合をなおす最終手段として、スイッチの純正プロコンを分解して掃除する方法を紹介します。
- スイッチのプロコンの左スティックが何度も不具合を起こす人
- スイッチのプロコンの分解方法を知りたい人
- スイッチのプロコンの保証期間が過ぎて修理代が掛かる人
※故障する恐れがあるので、分解はあくまでも自己責任で宜しくお願いします。
目次
スイッチのプロコンを分解するに至った経緯

筆者がスイッチのプロコンを分解するに至った経緯は以下の通り。
- 新品購入後、半年で左スティックの不具合が発生
- 修理して半年後、再び左スティックの不具合が発生
- 修理の間はプロコンがつかえなくなる
すぐに分解方法を知りたい人は、この章は飛ばしてください。
新品購入してから半年後、左スティックの不具合発生
新品でスイッチの純正プロコンを購入してから、半年後に左スティックに不具合が出ました。
スプラトゥーン2で遊んでいると
- 上に倒してもイカが進まない
- 勝手にイカが後ろに下がってくる
このような動作が頻繁に出るようになりました。
敵から上手く逃げれないし、射撃中に勝手に後ろに下がって水中にドボンということも…。
「不要なデスが増えて味方に迷惑をかける」と思い、保証期間中ということもあったので修理に出しました。
修理してから半年後、再び左スティックの不具合発生
保証期間中ということもあり、料金(修理代+送料)は発生しませんでした。
修理から戻ってきたプロコンの左スティックは、完全に機能を取り戻しスプラトゥーン2も軽快にプレイすることができました。
が、しかし…
修理から半年後、再び左スティックに不具合が発生!
「純正なのになんでこんなに故障するんだ!」と思い、修理に出すのをやめました。
- 保証期間が終了していたので料金(修理代+送料)が発生する
- 純正のプロコンは金額も高めで新品を購入してもまたすぐに故障したら嫌だ
という思いから、純正のプロコンの半額以下で購入できるサードパーティのプロコンを購入しました。
サードパーティのプロコンでも操作性も問題なかったので、これを機に純正プロコンの分解に至ったと言うワケです。
【⇓スイッチの互換性プロコン性能や特徴はコチラで詳しく説明しています。⇓】

修理にお金がかかるしプロコンで遊べなくなる
スイッチの純正プロコンの修理の目安は以下の通り。
- 保証期間:購入した日から1年間
- 修理代:¥2,750~4,290
- 修理期間:約10日~2週間
その他、分解や修理をした形跡のあるコントローラーは修理に出せなかったり、保証期間の1年を過ぎている場合、送料も自分持ちになるので注意が必要です。
修理代が最大¥4000かかったうえに、送料も自分持ちになると約¥5,000も費用が掛かってしまいます。
また、修理期間は約10日~2週間前後かかり、混雑する時期だとこれ以上に時間が掛かることもあるそうです。
その間プロコンを使ってゲームを楽しめないのはストレスになってしまいますね。
修理代が高いというのとプロコンを使用して遊べなくなるというデメリットがあったのも、プロコンを分解しようと思ったきっかけです。
スイッチのプロコンを分解する方法


筆者は分解して掃除をしたら通常通り使用できるようになりましたが、分解しても症状が良くならないことや、分解したら故障する可能性もあるので、あくまでも自己責任でお願いします。
分解に必要なのはプラスドライバーのみですが、ビスが小さめなので『#0』というサイズのドライバーを使用するといいでしょう。
①グリップのビスを外しカバーを取る


まずは、グリップの底にあるビスを外し、左右両方のグリップカバーを取ります。


この時外したビスはブラックの長めのビスです。
②背面のビスを外しカバーを取る


次に、グリップカバーを外したところに出てくる4つのビスを外して背面カバーを取ります。


この時外したビスはシルバーのビス4本です。
③本体のビスを外し前面のカバーを取る


背面カバーを外したところに、本体を留めているビスが5本あるので、外して前面カバーを取ります。
この時外したビスは短めのブラックのビス5本です。


【前面カバーを外す時の注意点】
- 赤丸の部分が両面テープで接着してあるのですこし開けにくい
- フラットケーブルで本体と前面カバーが繋がっている
以上のことから前面カバーを外す時は慎重に外すようにして下さい。
④スティック部分の掃除をする


スティックは上に引っ張るだけで外せます。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、左スティックの周辺に謎の白い粉と細かい毛が付着していました。
スティックの隙間からホコリや毛が侵入するのかもしれませんね。
これらをストローで吹いて飛ばし、基盤がないところは綿棒で埃を除去しました。


スティックの裏も白い粉が付着していました。
向かって左がLスティック、右がRスティックです。Lスティックの方が汚れているのがわかりますね。
⑤逆の手順で元に戻す


掃除が完了したら分解した手順と逆の手順で元に戻せばOKです。
- ブラックの短いビス5本:本体と前面カバー用
- シルバーのビス4本:背面カバー用
- ブラックの長いビス2本:グリップ用
まとめ:純正プロコンは簡単に分解できてスティックの不具合がなおった
- 分解したら修理に出せなくなる
- 分解したからといって不具合がなおるとは限らない
- 故障してもいいように予備のプロコンを用意してから分解する
- 手順通りにビスの場所や本数を覚えながら分解する
- 基盤をキズつけないように掃除する
スイッチの純正プロコンは10分程度で簡単に分解することができました。
筆者の場合は分解して掃除することで不具合がなおりましたが、分解したら修理に出せなくなるということ、分解したからといって不具合が良くなるとは限りません。
あくまでも最終手段として、故障しても問題がない、予備のプロコンを購入したなど、準備をしてから分解するようにして下さい。
なので、純正プロコンの分解は、1度修理したけどまた不具合が出たという方や新しい純正プロコンを買う気がしないという方におすすめします。