エリオット・アンダーソンのプレースタイルは何がすごい?ロドリと比較される理由まで解説
マンチェスター・シティで早くも存在感を高めているイングランド代表MFエリオット・アンダーソン。
このように気になっているファンも多いのではないでしょうか。
アンダーソンは、豊富な運動量とボール奪取能力に加えて、パスやドリブルで攻撃を前進させられる攻守に優れた万能型ミッドフィルダーです。
2025-26シーズンのプレミアリーグでは、ノッティンガム・フォレストの選手としてリーグ最多となる3,300回のボールタッチを記録。
デュエル勝利298回、ボール奪回306回でもリーグトップとなり、パスでも高い数字を残しました。
さらに2026年ワールドカップではイングランド代表の全8試合に出場し、7試合で先発。大会後にはマンチェスター・シティへ移籍し、加入直後から高い評価を受けています。
この記事では、エリオット・アンダーソンのプレースタイルや何がすごいのか、ポジション、ロドリと比較される理由、移籍・経歴までわかりやすく紹介します。
- エリオット・アンダーソンのプレースタイルと、攻守で発揮する強み
- 主なポジションや、ボランチ・アンカーとしての役割
- ロドリの後継と評価される理由や、現在の現地評価
- ニューカッスルからマンチェスター・シティまでの移籍・経歴とイングランド代表での活躍
アンダーソンは「マンCに来て急に出てきた若手」というより、フォレストやイングランド代表ですでに評価を高めてきた選手です。そのあたりも含めて見ていきましょう。
エリオット・アンダーソンのプレースタイルは?何がすごい?
エリオット・アンダーソンのプレースタイルを一言で表すなら、「豊富な運動量を生かして、攻守の両方に関われるオールラウンド型MF」です。
守備だけ、パスだけといった一つの能力に特化したタイプではありません。
ボールを奪い、自分で運び、味方へパスを出し、必要であれば前線にも顔を出します。
マンチェスター・シティ公式でも、高い運動量を持つボックス・トゥ・ボックスMFとして紹介されています。
アンダーソンのすごさを簡単にまとめると
奪う → 運ぶ → つなぐ
この3つを高いレベルでこなせることが大きな特徴です。
攻守に関われる豊富な運動量と走行距離
アンダーソンを見ていて、まず目につくのがとにかくよく動くことです。
2025-26シーズンのプレミアリーグでは合計約411kmを走り、リーグでアンダーソンより走行距離が長かった選手はわずか1人でした。
さらに2026年9月5日のコヴェントリー戦でも、走行距離はマンチェスター・シティの選手で最長。
豊富な運動量は、印象だけではなく数字にも表れています。守備で相手を追いかけた直後に攻撃へ参加する場面も多く、中盤の広い範囲をカバーできます。
単に「走る選手」というより、攻守の必要な場所へ何度も顔を出せる選手と言った方がわかりやすいでしょう。
観戦するときの注目ポイント
ボールを持っているときだけでなく、ボールを失った直後の動きを見てみると、アンダーソンの運動量の多さがよくわかります。
ボール奪取とデュエルに強い守備力
豊富な運動量に加えて、実際にボールを奪えることもアンダーソンの強みです。
2025-26シーズンには次の数字を記録しました。
| 項目 | 記録 | リーグ内 |
|---|---|---|
| デュエル勝利 | 298回 | 1位 |
| ボール奪回 | 306回 | 1位 |
| タックル | 104回 | 4位 |
相手を追い回すだけではなく、デュエルやタックルでしっかりボールを回収できています。
さらに魅力的なのが、ボールを奪った後にすぐ攻撃へ移れること。守備だけでプレーが完結しないのが、アンダーソンらしいところです。
ボールを運べる推進力
アンダーソンは、ボールを受けたらすぐ横へ預けるだけのMFではありません。
スペースがあれば自分で前を向き、ドリブルで相手陣内へボールを運びます。
プレーの流れを整理すると、
という一連のプレーを一人でこなせる場面があります。
守備から攻撃へ切り替わった瞬間にチームを押し上げられるのは、アンダーソンの大きな魅力です。
縦パスで攻撃を前進させるパス能力
「運動量と守備が武器の選手」という印象を持つかもしれませんが、実はパスの数字もかなり優秀です。
2025-26シーズンには、プレミアリーグのセントラルMFで最多となる2,038本のパスを成功。
さらに、相手の守備ラインを越えるラインブレイクパスも376本を記録し、セントラルMFで最多でした。
運動量や守備だけでなく、パスでもリーグトップクラスの数字を残していたことがわかります。(出典:Manchester City公式「Elliot Anderson: 10 things you might not know」)
パスが多いだけではないのがポイント
横パスやバックパスで数字を稼いでいるだけではなく、相手の守備ラインを越えるパスで攻撃を前進させています。
ボールを奪えて、運べて、さらに縦へパスも入れられる。
マンチェスター・シティのようにボール保持を重視するチームで評価される理由も、このあたりにありそうです。
アンダーソンはなぜ「うまい」と評価される?
アンダーソンを見て「うまい」と感じる理由は、派手なドリブルや華麗なテクニックだけではありません。
ボールを奪う、運ぶ、パスを出すという中盤の仕事を、連続して高いレベルでこなせることにあります。
| 能力 | アンダーソンの特徴 |
|---|---|
| 運動量 | 中盤の広い範囲をカバー |
| 守備 | デュエル・タックル・ボール奪回に強い |
| パス | 縦パスやラインブレイクパスを出せる |
| ボール運び | 自ら前進できる |
| 切り替え | 守備から攻撃への移行が速い |
| 万能性 | 複数の中盤の役割をこなせる |
何か一つだけに特化しているのではなく、中盤に必要な能力を幅広く備えていることがアンダーソンのすごさです。
エリオット・アンダーソンのポジションは?ボランチでもプレーできる?
アンダーソンの主なポジションは、セントラルミッドフィルダー(CMF)です。
ただし、中盤の高い位置だけでプレーする選手ではありません。
マンチェスター・シティでは低い位置からパスを受けて組み立てに関わることもあり、日本でいうボランチに近い役割を担う試合もあります。
アンダーソンは主に中央のMFですが、8番・ボランチ・アンカーに近い役割まで対応できる選手です。
主戦場はセントラルミッドフィルダー
アンダーソンの長所を最も生かしやすいのは中盤中央です。
中央に入ることで、
といった役割を幅広くこなせます。
サイドに固定されるよりも、中央を広く動ける方が持ち味を発揮しやすいタイプです。
8番・ボランチ・アンカーをこなせる
アンダーソンは、いわゆる「8番」のようなボックス・トゥ・ボックス型の役割だけでなく、より低い位置でボールを受けることもできます。
2026年9月のコヴェントリー戦では、マンCが4-2-3-1に近い形を採用し、アンダーソンは中盤の低い位置でプレーしました。
日本では「ボランチ」と表現した方がイメージしやすい役割ですね。
ただし、完全な守備専任MFではありません。低い位置から組み立てながら、状況に応じて前へ出ていけるのがアンダーソンらしさです。
マンチェスター・シティではどこで起用されている?
マンCでは、中盤でボールを受けながら攻守をつなぐ役割を任されています。
クリスタル・パレス戦では、以下のスタッツを記録。
これらすべての数字を同一試合で記録したマンCのMFは、Optaがデータを取り始めた2003-04シーズン以降で初めてでした。
続くコヴェントリー戦でも中盤の中心となっており、加入直後から重要な役割を任されています。
アンダーソンやマンチェスター・シティの試合を実際にチェックしたい方は、2026-27シーズンのプレミアリーグを視聴する方法もあわせて参考にしてみてください。
なぜエリオット・アンダーソンはロドリの後継と評価されている?
アンダーソンについて調べていると、「ロドリの後継」という評価を目にすることがあります。
その理由がよく表れたのが、2026年9月5日のコヴェントリー戦でした。
ロドリと同じタイプの選手なの?
完全に同じタイプではありません。
共通する部分はありますが、アンダーソンにはより広範囲に動き、自分でボールを運べる特徴があります。
大量のパスで試合を組み立てられる
コヴェントリー戦でアンダーソンが記録した主な数字はこちらです。
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| パス成功 | 143本 |
| ボールタッチ | 178回 |
| 地上戦 | 6回中6回勝利 |
| 被ファウル | 3回 |
| 走行距離 | マンC選手で最長 |
特に驚くのが143本のパス成功です。
アンダーソン一人のパス成功数が、コヴェントリー全体の139本を上回りました。
Sky Sportsもこの数字を「ロドリのような数字」と表現しています。
これだけ多くボールへ触れながら試合を組み立てる姿が、ロドリと比較される大きな理由でしょう。
守備とビルドアップの両方をこなせる
ロドリの価値は、パスを回すだけではありません。
相手の攻撃を止めながら、自分たちがボールを持ったときには攻撃の起点になれることが大きな特徴です。
アンダーソンにも同じように、二面性があります。
このバランスの良さが「ロドリの後継」と呼ばれる理由の一つです。
ロドリとアンダーソンの共通点
両者に共通しているのは、攻守の両方で中盤の中心になれることです。
パス本数が多く、守備でもボールを回収できるため、チームの攻撃と守備をつなぐ役割を担えます。
ロドリとアンダーソンの違い
一方で、アンダーソンとロドリはまったく同じタイプではありません。
| 比較項目 | アンダーソン | ロドリ |
|---|---|---|
| 主な役割 | 攻守を広くカバー | 中盤中央でゲームを組み立てる |
| 運動量 | 広範囲に動く | 中央を中心にポジションを取る |
| ボール運び | 自ら前進する場面が多い | パスを中心に前進させる |
| 守備 | デュエルやボール奪回に強み | 中央のスペース管理に強み |
| 特徴 | ボックス・トゥ・ボックス型 | アンカー型 |
アンダーソンはロドリよりも広範囲に動き、自らボールを運ぶ場面が多いタイプです。
一方でロドリは、中央でポジションを保ちながら試合全体のテンポをコントロールする能力で長年トップレベルの実績を残してきました。
ロドリの後継=ロドリのコピーではありません
ロドリが担ってきた役割の一部をこなしつつ、アンダーソンならではの運動量や推進力を加えられる選手と考えるのが自然です。
エリオット・アンダーソンの現在の評価は?
アンダーソンはマンC加入直後から高い評価を受けています。
コヴェントリー戦では、マンチェスター・シティ公式のマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれました。
マンC加入直後から高評価
コヴェントリー戦後、エンツォ・マレスカ監督はアンダーソンについて、パレス戦やボーンマス戦も含めて好印象を持っているとコメントしています。
さらに日々「どうすればもっと良くなれるか」を尋ね、ボール保持時・非保持時の両面で学ぼうとしている姿勢も評価されています。
数字だけでなく、監督からの信頼も高まりつつあるようです。
フォレスト・代表時代から高い数字を残している
アンダーソンは、マンCへ加入して数試合活躍しただけの選手ではありません。
フォレスト時代の2025-26シーズンにも、次のような数字を残しています。
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| ボールタッチ | 3,300回 |
| デュエル勝利 | 298回 |
| ボール奪回 | 306回 |
| パス成功 | 2,038本 |
| ラインブレイクパス | 376本 |
その後、2026年ワールドカップでもイングランド代表の主力としてプレー。
フォレスト → イングランド代表 → マンCと、環境が変わっても継続して評価を高めています。
エリオット・アンダーソンは過大評価?
ロドリと比較されるほど評価が高まっているため、「さすがに過大評価では?」と思う方もいるかもしれません。
確かに、現時点でロドリと同じレベルの実績を残したと判断するのは早いでしょう。
ただし、アンダーソンはマンCで数試合活躍しただけの選手でもありません。
フォレストでプレミアリーグトップクラスの数字を残し、イングランド代表としてワールドカップでも主力を務めています。
マンC加入後もすぐに結果を残しているため、高い評価につながるだけの根拠はすでにあると言えそうです。
現在の評価をまとめると
- × すでにロドリ級の完成された選手
- ○ ロドリと比較されるほどの可能性を見せている23歳のMF
これくらいの評価がちょうどいいのではないでしょうか。
エリオット・アンダーソンの移籍・経歴|ニューカッスルからマンCまで
アンダーソンはマンチェスター・シティで突然出てきた選手ではありません。
ニューカッスルの下部組織で育ち、ブリストル・ローヴァーズ、ノッティンガム・フォレストを経てマンCへたどり着きました。
まずはキャリアを簡単に整理してみます。
| 時期 | 所属 |
|---|---|
| 下部組織~2021年 | ニューカッスル |
| 2021-22 | ブリストル・ローヴァーズ (期限付き) |
| ~2024年 | ニューカッスル |
| 2024~2026年 | ノッティンガム・フォレスト |
| 2026年~ | マンチェスター・シティ |
ニューカッスルの下部組織で育つ
アンダーソンはイングランド北東部のウィットリー・ベイ出身。
8歳でニューカッスルの下部組織に入り、2021年1月にトップチームデビューを果たしました。
その後、2021-22シーズン後半にはブリストル・ローヴァーズへ期限付き移籍。
経験を積んでニューカッスルへ戻り、トップチームで出場機会を増やしていきます。
ニューカッスルでは公式戦55試合に出場し、そのうち44試合がプレミアリーグでした。
ノッティンガム・フォレスト移籍で飛躍
2024年6月、アンダーソンはニューカッスルからノッティンガム・フォレストへ完全移籍しました。
ここから一気に評価を高めます。
フォレストでは2シーズンで公式戦90試合に出場。2024-25シーズン開始以降、欠場したプレミアリーグの試合はわずか1試合でした。
豊富な運動量と守備力だけでなく、パス能力も磨かれ、プレミアリーグ屈指の万能型MFへと成長します。
2026年夏にマンチェスター・シティへ移籍
2026年7月、マンチェスター・シティへの完全移籍が正式決定しました。
アンダーソンはマンCと5年契約を結び、2026-27シーズンの背番号は5番です。
移籍後はすぐに中盤で起用され、開幕から存在感を発揮。
ニューカッスル、フォレスト、イングランド代表で積み重ねてきた評価を、そのままマンCでも証明し始めています。
プレミアリーグの移籍がいつ行われるのか、夏と冬の移籍市場やデッドラインについて知りたい方は、プレミアリーグの移籍期間と最新ルールも参考にしてみてください。
エリオット・アンダーソンはイングランド代表でも活躍
アンダーソンを語るうえで、イングランド代表での活躍も外せません。
2025年にイングランド代表デビュー
アンダーソンは年代別ではスコットランド代表としてプレーしていましたが、その後イングランド代表を選択。
2025年9月6日のアンドラ戦でイングランドA代表デビューを果たしました。
同じ2025年には、イングランドU-21代表としてU-21欧州選手権優勝にも貢献し、大会ベストイレブンにも選ばれています。
2026年ワールドカップで主力に定着
2026年ワールドカップでは初出場ながら、次のような成績を残しました。
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 出場 | 8試合 |
| 先発 | 7試合 |
| タックル成功率 | 85.7% |
| パス成功率 | 87.9% |
イングランドは最終的に3位となりました。
初めてのワールドカップで全8試合に出場し、7試合で先発したことからも、代表での信頼の高さがわかります。
タックル成功率85.7%、パス成功率87.9%という数字も残しました。(出典:England Football公式「England’s World Cup debutants in profile」)
デクラン・ライスとの中盤コンビでも存在感
ワールドカップではデクラン・ライスと中盤でコンビを組み、イングランド代表の中心選手としてプレーしました。
アンダーソンが広い範囲を動きながら守備と攻撃をつなぐことで、ライスとともに中盤を支えます。
マンC加入後に突然評価されたのではなく、ワールドカップの時点ですでにイングランド代表の主力だったことが、現在の高評価につながっています。
エリオット・アンダーソンのプロフィール
最後に、エリオット・アンダーソンの基本プロフィールをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | エリオット・アンダーソン |
| 英語表記 | Elliot Anderson |
| 生年月日 | 2002年11月6日 |
| 年齢 | 23歳(2026年9月時点) |
| 出身地 | イングランド・ウィットリー・ベイ |
| 身長 | 179cm |
| 利き足 | 右足 |
| ポジション | MF |
| 所属 | マンチェスター・シティ |
| 背番号 | 5 |
| 代表 | イングランド代表 |
| A代表デビュー | 2025年9月6日 |
| A代表成績 | 17試合0得点(2026年9月時点) |
主なポジションはセントラルMFですが、8番だけでなくボランチやアンカーに近い役割もこなせます。
まとめ|アンダーソンは攻守に優れた万能型MF
エリオット・アンダーソンのプレースタイルや何がすごいのか、ポジション、移籍・経歴について紹介しました。
エリオット・アンダーソンはここがすごい!
- 豊富な運動量で中盤の広い範囲をカバーできる
- デュエルやボール奪取に強い
- 自らボールを前へ運べる
- 縦パスやラインブレイクパスで攻撃を進められる
- 8番だけでなくボランチに近い役割もこなせる
- イングランド代表でもすでに主力として活躍している
「ロドリの後継」と評価されることもありますが、ロドリの完全なコピーではありません。
アンダーソンには、より広い範囲を動き、自らボールを運べるという特徴があります。
ニューカッスルの下部組織からフォレスト、イングランド代表と着実に評価を高め、23歳でマンチェスター・シティへ加入。
加入直後から中盤の中心として存在感を発揮しているだけに、これからマンCとイングランド代表の中盤を長く担う存在になるのか注目したいですね。

