チャンピオンズリーグ 決勝トーナメントの仕組みを解説!ラウンド16から決勝まで
チャンピオンズリーグを見ていると、
と気になることがありますよね。
チャンピオンズリーグは少しルールが複雑ですが、「ラウンド16から準決勝までは2試合、決勝だけ1試合」と覚えるとかなり分かりやすくなります。
結論からいうと、2026/27シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは、36クラブによるリーグフェーズを行い、
- 1〜8位:ラウンド16へ直接進出
- 9〜24位:ノックアウトフェーズ・プレーオフへ進出
- 25〜36位:敗退
という仕組みになっています。
そしてプレーオフを勝ち抜いた8クラブを加えた16クラブでラウンド16が行われます。
その後は、ラウンド16 → ベスト8 → ベスト4 → 決勝と進んでいきます。
この記事では、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントの仕組みについて、ラウンド16から決勝まで初心者にもわかりやすく解説します。
- チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの基本的な仕組みと、ラウンド16から決勝までの流れ
- ファーストレグ・セカンドレグの意味と、ホーム&アウェー2試合制の勝敗の決まり方
- ベスト8・ベスト4へ進む条件と、2試合の合計スコアで勝者を決めるルール
- アウェイゴール廃止後のルールと、合計スコアが同点になった場合の延長戦・PK戦の仕組み
まずは早見表!チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの流れ
細かいルールを見る前に、まずは全体像をチェックしておきましょう。
| 段階 | 参加クラブ数 | 試合方式 |
|---|---|---|
| リーグフェーズ | 36クラブ | 各クラブ8試合 |
| ノックアウトフェーズ・プレーオフ | 16クラブ | ホーム&アウェー |
| ラウンド16 | 16クラブ | ホーム&アウェー |
| 準々決勝(ベスト8) | 8クラブ | ホーム&アウェー |
| 準決勝(ベスト4) | 4クラブ | ホーム&アウェー |
| 決勝 | 2クラブ | 1試合 |
ここだけ覚えておけばOK
- ラウンド16・準々決勝・準決勝は、基本的にホーム&アウェーの2試合制
- 決勝のみ、あらかじめ決められた会場で行われる1試合制
※現在は以前使われていたアウェイゴールルールは廃止されています。
チャンピオンズリーグ 決勝トーナメントの仕組みをわかりやすく解説
チャンピオンズリーグの決勝トーナメントを理解するうえで、まず知っておきたいのがリーグフェーズからの勝ち上がり方です。
以前のチャンピオンズリーグでは「グループステージ」が行われていましたが、現在は36クラブによるリーグフェーズが採用されています。
リーグフェーズ終了後の順位によって、その後の進み方が変わります。
決勝トーナメントは何チームで行われる?
リーグフェーズ終了後、上位24クラブがノックアウトフェーズに残ります。
順位ごとの進出先はこちらです。
| リーグフェーズ順位 | その後 |
|---|---|
| 1〜8位 | ラウンド16へ直接進出 |
| 9〜24位 | ノックアウトフェーズ・プレーオフへ |
| 25〜36位 | 敗退 |
特に大きいのが、8位以内に入ればプレーオフを戦わずにラウンド16へ進めることです。
一方、9〜24位の16クラブはプレーオフを戦います。そこで勝利した8クラブがラウンド16へ進出します。
一般的に「決勝トーナメント」と聞くとラウンド16以降をイメージしやすいですが、UEFAの大会形式では、その前にノックアウトフェーズ・プレーオフがあります。
そのため、まずは24クラブがノックアウトフェーズに残り、最終的に16クラブがラウンド16を戦うと考えると分かりやすいです。
リーグフェーズを含めた大会全体の流れから整理したい方は、チャンピオンズリーグの仕組みやリーグフェーズを初心者向けに解説した記事もあわせてご覧ください。
ラウンド16から決勝までの流れ
ラウンド16に入ると、いよいよ優勝をかけたノックアウト方式の戦いが本格化します。
流れはとてもシンプルです。
ラウンド16から準決勝までは、ホームとアウェーで1試合ずつ戦います。2試合の合計スコアが多いクラブが次のラウンドへ進出します。
ただし、決勝だけは違います。決勝はホーム&アウェーではなく、あらかじめ決められた開催地での1試合勝負です。
「チャンピオンズリーグと普段の国内リーグは何が違うの?」という方は、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの違いを解説した記事も参考にすると、大会の位置づけがさらに分かりやすくなります。
決勝トーナメントの基本的な勝敗ルール
ラウンド16・準々決勝・準決勝では、原則として同じ相手とホーム&アウェーの2試合を行います。そこで重要になるのが、「2試合の合計スコア」です。
たとえば、こんな結果だったとします。
| 試合 | スコア |
|---|---|
| 第1戦 | Aチーム 2-1 Bチーム |
| 第2戦 | Bチーム 0-1 Aチーム |
2試合の合計は、Aチーム 3-1 Bチームとなり、Aチームが次のラウンドへ進出します。
1試合目で負けても、その時点で敗退が決まるわけではありません。
第2戦を含めた合計スコアで逆転すれば、次のラウンドへ進めます。
これがチャンピオンズリーグの決勝トーナメントのおもしろいところですね。
決勝を除くノックアウトフェーズをホーム&アウェーの2試合で行い、合計得点で勝者を決める方式はUEFAの大会規則にも定められています。(出典:UEFA「Champions League Regulations 2026/27|Article 20 Match system – knockout phase」)
チャンピオンズリーグのラウンド16とは?組み合わせと試合方式
チャンピオンズリーグのラウンド16とは、16クラブがベスト8進出を争うステージです。
簡単にいうと、「残り16クラブによる決勝トーナメント」と考えると分かりやすいでしょう。
現在の大会では、
の合計16クラブがラウンド16を戦います。
ラウンド16はホーム&アウェーの2試合制
ラウンド16では、1つの対戦カードにつき2試合が行われます。
それぞれのクラブが、
を戦う仕組みです。
たとえば、第1戦で0-2と負けたとしても、第2戦で3-0と勝てば、合計3-2となります。
この場合は逆転でベスト8進出です。
ここがCLのおもしろさ
第1戦で負けていても、第2戦で大逆転する可能性があります。
そのため、1試合ごとの勝敗だけでなく、2試合を通した合計スコアを見るのがポイントです。
ファーストレグとセカンドレグとは?
チャンピオンズリーグを見ていると、「ファーストレグ」「セカンドレグ」という言葉をよく耳にします。
意味はそれほど難しくありません。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ファーストレグ (1st leg) | 第1戦 (1試合目) |
| セカンドレグ (2nd leg) | 第2戦 (2試合目) |
セカンドレグが終わった時点で、2試合の合計得点を比較します。
そのためセカンドレグを見るときは、「今の試合は何対何?」だけでなく、「2試合の合計では何対何?」を見ることが大切です。
2試合の合計スコアで勝敗が決まる
もう少し具体的な例を見てみましょう。
ファーストレグが、【Aチーム 3-1 Bチーム】だったとします。
そしてセカンドレグでは、【Bチーム 2-0 Aチーム】になりました。
この場合の合計スコアは、【3-3】です。
以前のチャンピオンズリーグでは、ここでアウェイゴールの数によって勝敗が決まる場合がありました。
しかし、現在はアウェイゴールルールがありません。
そのため、合計3-3なら、そのまま同点として延長戦に入ります。
「アウェーでたくさん点を取ったチームが自動的に勝ち」という仕組みではないので注意しましょう。
チャンピオンズリーグのベスト8・ベスト4はどう進む?
ラウンド16を勝ち抜くとベスト8。さらに勝ち抜くとベスト4へ進みます。
サッカーでは呼び方が複数あるため、ここで整理しておきましょう。
| よく使われる呼び方 | 正式なステージ |
|---|---|
| ベスト8 | 準々決勝 クォーターファイナル |
| ベスト4 | 準決勝 セミファイナル |
言い方が違うだけで、同じステージを意味しています。
ベスト8は準々決勝
チャンピオンズリーグのベスト8は準々決勝です。英語では「クォーターファイナル」と呼ばれることもあります。
ラウンド16を勝ち抜いた8クラブが4つのカードに分かれて対戦。勝利した4クラブが準決勝へ進みます。
覚え方はシンプルです。
ベスト8=準々決勝=残り8クラブ
準々決勝もラウンド16と同じく、ホーム&アウェーの2試合制です。
ベスト4は準決勝
準々決勝を勝ち抜いた4クラブが進むのがベスト4です。
ベスト4=準決勝=セミファイナル
ここでも4クラブが2つのカードに分かれて戦います。
そして2試合の合計スコアで勝った2クラブが、決勝へ進出します。
いよいよここまで来ると、チャンピオンズリーグ優勝まであと1勝です。
準々決勝・準決勝も2試合の合計で勝敗を決める
準々決勝と準決勝も、ラウンド16と基本ルールは同じです。
チャンピオンズリーグのアウェイゴールや同点時の仕組み
チャンピオンズリーグの仕組みで特にややこしいのが、「アウェイゴール」です。
以前のチャンピオンズリーグを見ていた人の中には、「合計スコアが同じなら、アウェーで多く点を取ったチームが勝つんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。
しかし、現在はルールが変わっています。
現在のチャンピオンズリーグでは、アウェイゴールルールは廃止されています。
アウェイゴールルールは現在どうなっている?
アウェイゴールルールは、2021/22シーズンからUEFAのクラブ大会で廃止されました。
UEFAは2021年6月、2021/22シーズンから男子・女子・ユースを含むUEFAクラブ大会でアウェイゴールルールを廃止すると正式に発表しています。(出典:UEFA「Abolition of the away goals rule in all UEFA club competitions」)
以前は2試合の合計スコアが同じ場合、アウェーで多く得点したクラブが勝ち上がる仕組みでした。
以下の例をみてみましょう。
| 試合 | スコア |
|---|---|
| 第1戦 | Aチーム 1-0 Bチーム |
| 第2戦 | Bチーム 2-1 Aチーム |
合計スコアは、2-2 です。
以前のルールであれば、アウェーで1ゴールを決めたAチームが勝ち上がるケースがありました。
しかし現在は違います。2-2なら完全に同点です。そのまま延長戦へ進みます。
「アウェイゴールは2点になる」は間違い?
よく「アウェイゴールは2点」と表現されることがありますが、実際にゴールが2点として加算されていたわけではありません。
そして現在はアウェイゴールによる優遇そのものがないため、ホームでもアウェーでもゴールは同じ1点と考えて大丈夫です。
合計スコアが同点の場合は延長戦へ
ファーストレグとセカンドレグの2試合を終えて、合計スコアが同点だった場合は延長戦に入ります。
延長戦は、前半15分+後半15分=合計30分 です。
たとえば2試合を終えて、合計4-4 だった場合、その時点でアウェイゴール数を比較することはありません。そのまま延長戦を行います。
とてもシンプルになりました。
延長戦でも決まらなければPK戦
延長戦30分を戦っても勝敗が決まらなかった場合は、PK戦です。
決勝でも考え方はほぼ同じです。
ただし決勝は最初から1試合制なので、
90分 → 同点なら延長戦 → それでも同点ならPK戦
でチャンピオンを決定します。
チャンピオンズリーグの決勝だけは1試合制
ここまで紹介してきた、
はホーム&アウェーの2試合制です。
しかし、決勝だけは1試合制です。
| ステージ | 試合数 |
|---|---|
| ラウンド16 | 2試合 |
| 準々決勝 | 2試合 |
| 準決勝 | 2試合 |
| 決勝 | 1試合 |
決勝はあらかじめ決められた開催地で行われます。
そのため、決勝にはセカンドレグがありません。
90分で勝ったクラブがそのまま優勝。同点だった場合のみ、延長戦とPK戦が行われます。
決勝の流れ
前後半90分
↓
勝敗が決まれば優勝
↓
同点なら延長戦30分
↓
それでも同点ならPK戦
↓
チャンピオンズリーグ王者決定
一発勝負なので、ラウンド16〜準決勝とはまた違った緊張感があります。
まとめ|チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの仕組みと勝ち上がり方を理解して楽しもう
| 項目 | 仕組み |
|---|---|
| リーグフェーズ参加数 | 36クラブ |
| ラウンド16直接進出 | リーグフェーズ1〜8位 |
| プレーオフ進出 | リーグフェーズ9〜24位 |
| ラウンド16 | 16クラブ |
| ベスト8 | 準々決勝 |
| ベスト4 | 準決勝 |
| ラウンド16〜準決勝 | ホーム&アウェー2試合制 |
| 勝敗 | 2試合の合計スコア |
| アウェイゴール | 現在は廃止 |
| 合計同点 | 延長戦→PK戦 |
| 決勝 | 1試合制 |
チャンピオンズリーグの決勝トーナメントは、「ラウンド16〜準決勝は2試合の合計スコアで勝敗を決め、決勝だけは1試合で優勝を決める」という仕組みです。
さらに現在はアウェイゴールルールがないため、合計スコアが同点なら延長戦、それでも決まらなければPK戦になります。
など聞き慣れない言葉が多くて難しく感じるかもしれません。
ただ、第1戦+第2戦の合計を見るという基本さえ分かれば、試合展開はかなり理解しやすくなります。
「あと何点取れば逆転できるのか?」「このまま終わったら延長戦なのか?」と考えながらチャンピオンズリーグを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※大会方式や開催条件は変更される可能性があります。最新情報はUEFA公式発表もあわせて確認してください。

