プレミアリーグは世界中のサッカー選手が夢見る大舞台。
その中で活躍する日本人選手たちの存在感が、近年ますます大きくなっています。
しかし、日本人選手がどれだけゴールを決めているのか、具体的な数字をご存知でしょうか?
本記事では、プレミアリーグにおける日本人選手の最多得点について掘り下げ、さらに歴代得点ランキングを紹介します。
プレミアリーグで日本人選手がどのような歴史を刻んできたか、彼らの挑戦と栄光を焼き付けプレミアリーグを楽しみましょう。
『プレミアリーグ』日本人選手のシーズン最多得点ランキング
日本人選手がイングランド・プレミアリーグでどれだけ得点を重ねたか、その記録は日本のサッカーファンにとっても大きな関心事です。
競技の速さとフィジカルの強さが求められるこのリーグで、日本人選手がどれだけ活躍できるかは常に注目されています。
『イングランド・プレミアリーグ』における日本人選手の1シーズンの得点数ベスト10を以下にまとめました。
シーズン最多得点ベスト10
1シーズンの最多得点数は、2022-23シーズンのブライトンに所属する「三笘薫(みとまかおる)選手」の7ゴールです。
これまで日本人選手のシーズン最多得点記録は2012-13の香川真司(マンチェスターU)と2017-18の岡崎慎司(レスター)の6ゴールでした。
三笘選手が、偉大な先輩2人を上回り、歴史に名を刻みました。
順位 | 選手名 | 試合数 | 得点数 | 所属チーム | シーズン |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 三笘 薫 | 33 | 7 | ブライトン | 2022-23 |
2位 | 香川 真司 | 20 | 6 | マンチェスターU | 2012-13 |
〃 | 岡崎 慎司 | 27 | 6 | レスター | 2017-18 |
4位 | 岡崎 慎司 | 36 | 5 | レスター | 2015-16 |
5位 | 岡崎 慎司 | 30 | 3 | レスター | 2016-17 |
〃 | 南野 拓実 | 19 | 3 | リヴァプール | 2020-21 |
11 | 3 | 2021-22 | |||
〃 | 三笘 薫 | 19 | 3 | ブライトン | 2023-24 |
8位 | 稲本 潤一 | 19 | 2 | フラム | 2002-03 |
22 | 2 | 2003-04 | |||
〃 | 吉田 麻也 | 24 | 2 | サウサンプトン | 2017-18 |
10位 | 武藤 嘉紀 | 17 | 1 | ニューカッスル | 2018-19 |
〃 | 中田 英寿 | 21 | 1 | ボルトン | 2005-06 |
プレミアリーグは、世界最高速のスピード感やフィジカルコンタクトの強さでプレー強度が高く、身体の小さい日本人選手は活躍しにくいといわれていました。
しかし、三笘選手は1年目からプレミアリーグに順応し、対戦相手に研究されるほどの注目選手へと成長しました。
2023-24シーズンは怪我の影響もあり、プレミアリーグの日本人シーズン最多得点の更新はなりませんでした。
2024-25シーズンこそは、日本人選手初のプレミアリーグ二桁得点を期待せずにはいられません。
ボールを持った時のわくわく感はたまりせんよね!
『プレミアリーグ』日本人選手の歴代得点ランキング
プレミアリーグでの日本人選手の歴代得点数は、その選手がどれだけの期間活躍してきたかを物語っています。
日本からの選手たちがこの競争の激しいリーグでどのように適応し、どれだけゴールを決めたかは、日本サッカー界にとっても誇りです。
『イングランド・プレミアリーグ』で活躍した日本人選手の歴代得点数を以下にまとめました。
※レンタル移籍した選手の記録やカップ戦での記録は含まれていません。
歴代得点ランキング
順位 | 選手名 | 試合数 | 得点数 | 所属チーム | シーズン |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 岡崎 慎司 | 114 | 14 | レスター | 2015-19 |
2位 | 三苫 薫 | 52 | 10 | ブライトン | 2022- |
3位 | 吉田 麻也 | 154 | 6 | サウサンプトン | 2012-20 |
〃 | 南野 拓実 | 40 | 6 | リヴァプール | 2020-22 |
〃 | 香川 真司 | 38 | 6 | マンチェスターU | 2012-14 |
6位 | 稲本 潤一 | 66 | 4 | フラム ウェスト・ブロムウィッチ | 2002-04 2004-06 |
7位 | 武藤 嘉紀 | 25 | 1 | ニューカッスル | 2018-21 |
8位 | 中田 英寿 | 21 | 1 | ボルトン | 2005-06 |
9位 | 富安 建洋 | 41 | 0 | アーセナル | 2021- |
10位 | 宮市 亮 | 17 | 0 | ボルトン ウィガン | 2012 2012-13 |
11位 | 戸田 和幸 | 4 | 0 | トッテナム | 2003 |
歴代得点ランキングのトップは、レスター・シティで活躍した岡崎慎司選手の14得点です。
移籍した2015-16シーズンの開幕戦(サンダーランド戦)でプレミアデビューを飾ると、第2節(ウェストハム戦)でプレミア初ゴールを記録しました。
その年には、36試合に出場し5得点をあげ、クラブ創設132年で初のプレミアリーグ優勝という歴史的なメンバーの一員となりました。
豊富な運動量でチームに貢献し、ラニエリ監督からの評価も高く、影のヒーローと評価される活躍をみせてくれました。
優勝オッズは5000倍で〝ミラクルレスター〟と呼ばれました。
2位は三笘選手の10得点。
1シーズン目は7得点をあげる活躍を見せましたが、2シーズン目は怪我やELとの過密日程の影響もあり、ゴール数3得点に留まりました。
3位タイで6得点の吉田麻也選手は、日本人CBとして初めてプレミアリーグに挑戦。
日本人選手の中で一番長くプレミアリーグでプレーし、世界最高峰のFW達を相手に長年に渡り張り合ってきました。
南野拓実選手と香川真司選手は、リヴァプールとマンUという強豪クラブの中で奮闘し、少ない出場時間の中で6得点を記録しました。
もう少しコンスタントに試合に出場することができれば、もっと得点を量産できたのではないでしょうか。
日本人選手の活躍はシーズンを追うごとに目立ってきています。
『プレミアリーグ』でハットトリックした日本人選手はいる?
プレミアリーグでハットトリックを達成することは並大抵のことではありません。
そんな中、マンチェスター・ユナイテッドでハットトリックを達成した唯一の日本人選手がいます。
それは香川真司選手です。
香川真司選手(2012-13シーズン)
2013年3月2日、28節のノリッジ・シティ戦でアジア人初となるハットトリックを達成しました。
この試合で鮮やかな3つのゴールを決め、その全てが彼の技術と冷静さを象徴するものでした。
- ゴール前での浮き球を右足アウトサイドでダイレクトで蹴り込んだゴール
- ウェイン・ルーニーからのパスを受け冷静にインサイドでGKとDFの逆を突いたゴール
- 再びルーニーからのパスを後方から飛び出して受けてお洒落なチップシュートでGKとの1対1確実に沈めるゴール
香川選手とルーニー選手の息の合ったコンビネーションは、1年目からお互いを理解し合っているようで見ていて面白かったです。
リーグ戦20試合に出場して6得点をマーク、20度目のリーグ優勝に貢献しました。
香川選手はプレミアリーグで初のアジア人ハットトリック達成者として永遠にその名を残すことになるでしょう。
アジア人二人目のハットトリックは2020年のソン・フンミン選手です。
『プレミアリーグ』日本人選手の最多得点や歴代ゴール数|まとめ
『イングランド・プレミアリーグ』のシーズン最多得点者は7ゴールの三笘薫選手で、歴代最多得点者は14ゴールをマークした岡崎慎司選手です。
三笘選手は、ローン先だったベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでハットトリックを達成しています。
プレミアリーグで日本人選手2人目となるハットトリックにも期待して応援しましょう!