海外サッカーの最高峰とも呼ばれる「プレミアリーグ」。世界的にも人気の高いサッカーの母国イングランド1部のサッカーリーグです。
2022-2023シーズン現在、イングランド・プレミアリーグでプレーする日本人選手は、アーセナルの富安健洋(とみやすたけひろ)選手とブライトンの三笘薫(みとまかおる)選手の2人となっています。
※2部では中山雄太選手がプレーしています。
富安選手はアーセナルで1シーズン目から活躍し2シーズン目を迎え、アーセナルの中心選手としての活躍が期待されます。三笘選手は期限付き移籍先のベルギーリーグのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでの活躍が認められブライトンに復帰しました。
そこで本記事では、プレミアリーグでの活躍が期待される富安選手と三笘選手の
- プレースタイル
- 経歴
- 評価
などを深掘りしていきたいと思います。
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目次
プレミアリーグでプレーする日本人(2022-2023シーズン現在)

イングランド・プレミアリーグでプレーする日本人、
のプレースタイルや経歴などをまとめました。
富安 健洋(とみやす たけひろ)選手
富安選手について、
- プレースタイル
- 経歴
- 海外の評価
をまとめました。
富安 健洋 | とみやす たけひろ |
---|---|
所属チーム | アーセナル |
ポジション | DF |
背番号 | #18 |
生年月日 | 1998年(平成10年)11月5日 |
身長、体重 | 188センチ、78キロ |
利き足 | 右 |
出身地 | 福岡 |
経歴 | アビスパ福岡U-18-アビスパ福岡-シントトロイデン-ボローニャ-アーセナル |
プレースタイル
富安選手のプレースタイルの特徴は、
- 対人能力が高い
- パスやドリブルが上手い
- 攻撃能力が高い
といったところでしょうか。
まずは守備面、1対1の場面ではほとんど抜かれたところを見たことがありません。もちろん空中戦もとても強いです。本職のセンターバックだけでなく、サイドバックやボランチなど、守備のポジションであればどこでもこなせてしまう適応力もあります。
守備に特化しているわけではなくビルドアップ能力にも長けていて、左右両足から的確なパスも出せますし、ボールタッチやドリブルも上手く、サイドバックでは相手を抜き去る華麗なドリブルで魅了してくれるシーンも多いです。
ボローニャ時代にはミラン戦で豪快なミドルシュートも決めていますし、攻撃能力もとても高い選手です。
なんでもできるとても器用な選手です。
経歴
富安選手の経歴をざっくりとまとめました。
年代 | 在籍 | 備考 |
---|---|---|
小学生 | 三筑キッカーズ バルセロナスクール福岡校 | ・同時にバルセロナスクール福岡校にも在籍 ・FCバルセロナに推薦される ・6年生の頃にナショナルトレセンに選ばれる |
中学生 | アビスパ福岡U-15 | ・中学3年生の時に飛び級でトップチームの練習に参加 |
高校生 | アビスパ福岡U-18 | ・高校2年生の時に2種登録 ・天皇杯で公式戦デビュー ・高校3年生の時にトップチームに昇格してプロデビュー ・レギュラー定着 |
2018-2019 | シント=トロイデンVV | ・主力として活躍 ・クラブのサポーター団体からシーズン最優秀選手に選ばれる ・日本A代表に選出 |
2019 | ボローニャ | ・右SBでレギュラー定着 ・8月のクラブ月間MVPに選出 ・東京五輪の主力メンバーに選出 |
2021 | アーセナル | ・1年目から主に右SBで活躍 ・W杯カタール大会出場 |
各世代の日本代表にも選出されていて、経歴を見ると子供のころから凄い選手だったということがわかりますね。
違う国に移籍してすぐに活躍できる適応力も凄いです!
海外の評価
世界最高峰のプレミアリーグで、リヴァプールの「サラー」やトッテナムの「ソンフンミン」などの相手エースとマッチアップしてきた富安選手、その評価は海外でも絶賛される試合が多いです。
「トミは選手としてトップクラスのプロフェッショナルで、最終ラインに安定感をもたらした。優れた守備力だけでなく、我々の求めるプレーへの理解度も高い。適応力が秀逸だ。アーセナルへの貢献は高い評価に値する」
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、富安選手を手放しで褒め称えています。
アーセナルに加入した1年目から右サイドバックで絶対的なレギュラーとして定着し、安定したパフォーマンスを披露してくれました。監督だけからでなく、チームメイトからも絶大な信頼を獲得し、現地のメディアやファンからの評価も高いです。
唯一の問題は相次ぐ〝ケガ〟と言ってもいいでしょう。1年目は2度のケガで約3カ月の長期離脱をし、富安選手の離脱からチームに大きな悪影響を及ぼしました。2年目も怪我からコンディションが整わずに限定的な出場が続いています。
それでも、試合に出れば安定したプレーを披露してくれるので、非常に能力が高くチームの主軸として貴重な戦力になっていると評価されています。
ソンフンミンなど、世界的に有名なアタッカーとのマッチアップが楽しみです。
三笘 薫(みとま かおる)選手
三笘選手について、
- プレースタイル
- 経歴
- 海外の評価
をまとめました。
三笘 薫 | みとま かおる |
---|---|
所属チーム | ブライトン |
ポジション | MF |
背番号 | #22 |
生年月日 | 1997年(平成9年)5月20日 |
身長、体重 | 178センチ、71キロ |
利き足 | 右 |
出身地 | 神奈川県川崎市 |
経歴 | 川崎フロンターレU-18-筑波大学-川崎F-サンジロワーズ-ブライトン |
プレースタイル
三笘選手のプレースタイルの特徴は、
- 緩急のあるドリブル
- 周りを活かしたパス
- 得点能力
- 守備力の向上
といったところでしょうか。
皆さんもご存知の通り三笘選手の最大の特徴は〝ドリブル〟ですよね。ブラジル代表のネイマール選手のような緩急のあるドリブルや反発ステップで相手を抜き去るプレーや敵陣深くまでえぐっていくドリブルに痺れます。
細かいボールタッチも上手く相手が飛び込んでこれないようなところにボールを置いているので、相手選手との距離間などにもこだわりを持っているのではないでしょうか。
ドリブルから決定的なパスを出すこともできますし、カットインからゴールを狙うこともできます。W杯アジア予選を見ても、得点能力もとても高い選手なのがわかりますよね。
さらに、ベルギー時代にウィングバックのポジションでプレーした経験もあり、守備能力もかなり向上しました。W杯では1対1の場面でも抜かれることなく、身体を張ったプレーで守備でも安定感がありました。
ボールを持つと何かやってくれるとワクワクさせてくれる選手ですね。
経歴
三笘選手の経歴をざっくりとまとめました。
年代 | 在籍 | 備考 |
---|---|---|
小学生 | 川崎フロンターレU-12 | ・全日本少年サッカー大会に2度出場 ・田中碧選手と小学生からの幼馴染 |
中学生 | 川崎フロンターレU-15 | ・日本クラブユースサッカー選手権(U-15)では全国ベスト8 |
高校生 | 川崎フロンターレU-18 | ・東京オリンピックを一緒に戦った三好康児選手、板倉滉選手、田中碧選手も 在籍 ・トップチームからも昇格の打診があったが、筑波大学への進学を決断(まだプロでやっていく自信がなかったようです) |
大学生 | 筑波大学(茨城県) | ・1年生から出場機会を得る ・関東大学サッカーリーグで2位、全日本大学サッカー選手権大会で優勝 ・ユニバーシアード日本代表にも選出され世界大会で優勝 ・関東大学サッカーリーグで優勝&ベストイレブン |
2020 | 川崎フロンターレ | ・入団1年目でJ1リーグ優勝、天皇杯優勝の2冠に大きく貢献 ・シーズンベストイレブンに選出 |
2021 | ブライトン (ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍) | ・10月16日のRFCスラン戦で、2点ビハインドに加えて1人少ない状況で後半から出場し、ハットトリックを達成しチームを逆転勝利へと導く ・公式戦29試合に出場。8ゴール4アシストの結果を残す |
2022 | ブライトンに復帰 | ・11月5日のウルヴァーハンプトン戦でプレミアリーグ初ゴールを決めるとマン・オブ・ザ・マッチに選出 ・W杯カタール大会出場 |
子供のころからドリブラーで、見る人を魅了してきたようです。
筑波大学時代には天皇杯でプロ相手に約60mをドリブルで独走しゴールを決めていますし、ユニバーシアード日本代表にも選出され世界大会で優勝しています。高校卒業後、大学に進学した選択は間違っていなかったと言えますね。
プロ入り後もすぐに活躍し、現在まで素晴らしい活躍をみせてくれています。
三笘選手のドリブルは世界でもトップレベルということを証明してくれました。
評価
移籍したベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでは、公式戦29試合で8ゴール4アシストと結果を残し、ブライトンに復帰を果たしました。左ウイングバックとしてのプレーもそつなくこなしており、ベルギーでの武者修行の経験を大きく生かしていると言えます。
プレミアリーグに復帰してからも途中出場が多かったのですが、左サイドを幾度となく突破し何度もチャンスを生み出すプレー、短い時間でインパクトを残す三笘選手のプレーで、ファンの心を鷲掴みにしています。
チェルシーに引き抜かれた前ポッター監督は、
「彼はサイドバックに問題を引き起こすだろう。狭いところを抜いていく力がある」
「彼は左サイドから中央へ、そして右足を使うことを織り交ぜることができる。だから、ディフェンダーからしたらちょっとした悪夢だ。彼と対戦するのは気が進まないだろう。間違いなくね」
と、三笘選手のプレーを称賛しています。
監督が交代したあとはスタメンで起用されることが増え、チェルシー相手に勝利する活躍を見せていますし、先日のアーセナル戦でもゴールを決める活躍をしています。ブライトンの攻撃を牽引する重要な選手になることは間違いないでしょう。
プレミアリーグでもゴール・アシスト、そしてインパクトのあるドリブルでメディアやファンを魅了し結果を残しています。富安選手同様、監督・チームメイトから絶大な信頼を得たことは間違いありません。
身体亜も一回り大きくなり、フィジカル面もプレミアリーグ仕様になっています。本人も「夢であったプレミアリーグ」と語る世界最高峰のリーグで、世界の名手たちを相手にどのようなプレーを見せてくれるか注目していきましょう。
ブライトンの会長も三笘選手の活躍に期待しているようです
プレミアリーグでプレーする日本人(2022-2023シーズン現在)|まとめ
イングランド・プレミアリーグでプレーする日本人は、2022-2023シーズン現在、
の2人です。
富安選手はアーセナルのビッグクラブで安定したプレーを披露していますし、三笘選手はW杯でも強いインパクトを残したので、これからビッグクラブへ移籍する可能性もあります。
2人ともまだ若く実力も人気も兼ね備えた選手なので、W杯2026年大会へ向けてこれからの成長が楽しみです。
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