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プレミアリーグでプレーした歴代日本人選手を紹介!

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世界最高クラスのリーグとしてサッカーファンに人気の『イングランド・プレミアリーグ』ですが、2000年代に入ってから何人もの日本人選手が最高峰のリーグに挑戦してきました。

「日本人選手はフィジカルの強いプレミアリーグでは活躍できない」などといわれることもありますが、プレミアリーグで長くキャリアを積んだ選手もいますし、クラブのリーグ制覇に貢献した選手もいます。

サッカーの母国での日本人選手の活躍は、シーズンを重ねるごとに目立ってきているといえるでしょう。

2022-23シーズンでは、ブライトンに所属する三笘薫選手やアーセナルに所属する富安健洋選手が活躍しましたが、過去にどのような日本人選手がプレミアリーグで活躍したのか気になりますよね?

そこで本記事では、『イングランド・プレミアリーグ』のクラブに所属したことのある日本人選手や、リーグ戦に出場したことのある日本人選手を紹介します。

プレミアリーグのクラブに所属した歴代日本人選手

『イングランド・プレミアリーグ』のクラブに所属したことのある歴代日本人選手を以下にまとめました。※2部(チャンピオンシップ)に所属していた選手の紹介は省いています。

※スライドできます
所属クラブ選手名在籍シーズン
(年数が重なるシーズンはレンタル移籍)
アーセナル稲本 潤一2001-02
宮市 亮2011-15
浅野 拓磨2016-19
冨安 健洋2021-
ウィガン宮市 亮2012-13
WBA
(ウェスト・ブロムウィッチ)
稲本 潤一2004-06
サウサンプトン吉田 麻也2012-20
李 忠成2012-14
南野 拓実2021
トッテナム戸田 和幸2002-04
ニューカッスル武藤 嘉紀2018-21
ブライトン三笘 薫2021-
フラム稲本 潤一2002-04
ボルトン西澤 明訓2001-02
中田 英寿2005-06
宮市 亮 2012
マンチェスター・シティ食野 亮太郎2019
板倉 滉2019-2022
マンチェスター・ユナイテッド香川 真司2012-14
リヴァプール南野 拓実2020-22
レスター岡崎 慎司2015-19

西澤明訓(ボルトン)や李忠成(サウサンプトン)、浅野琢磨(アーセナル)といった選手は、イングランド・プレミアリーグのクラブに所属しながらもリーグ戦では未出場でした。

また、板倉滉、食野亮太郎はマンチェスター・シティへ移籍したものの、すぐに他リーグへレンタル移籍となっておりプレミアリーグ出場は果たせていません。

その他、阿部勇樹(レスター)、井手口陽介(リーズ)、林彰洋(プリマス)、川口能活(ポーツマス)といった選手は、イングランド2部リーグのチャンピオンシップに所属していました。

2000年代に入り多くの選手がプレミアリーグに挑戦していますね。

『イングランド・プレミアリーグ』でプレーした歴代日本人選手

『イングランド・プレミアリーグ』のクラブに所属して、リーグ戦に出場した歴代日本人選手を紹介します。

※リーグ戦に出場していない選手や他リーグへレンタルされた選手は紹介を省いています。

稲本 潤一(いなもと じゅんいち)

稲本選手は、プレミアリーグでは

  • アーセナル
  • フラム
  • ウェスト・ブロムウィッチ

でプレーしました。

生年月日1979年 9月 18日
ポジションMF
身長/体重181㎝
利き足
出身地大阪府 堺市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
ガンバ大阪1997-04
アーセナル
(レンタル)
2001-02
フラム
(レンタル)
2002-04
ウェスト・ブロムウィッチ2004-06
カーディフ・シティ
(レンタル)
2004-05
ガラタサライ2006-07
フランクフルト2007-09
スッタド・レンヌ2009-10
川崎フロンターレ2010-14
コンサドーレ札幌2015-18
SC相模原2019-21
南葛SC2022-

当時のJリーグ最年少ゴール(17歳7カ月1日)を記録するなど、10代から注目されていた稲本潤一選手は、2001年にガンバ大阪からベンゲル監督が率いるアーセナルへとレンタル移籍しました。当時21歳でした。

当時のアーセナルは、リーグ優勝を果たすほどの強力なメンバーがスタメンを飾っており、稲本選手の出場はカップ戦の2試合のみで、アーセナルでリーグ戦には出場することはできませんでした。

中盤にはヴィエラやピレスなど各国のレジェンド選手が揃っていました。

アーセナル在籍時に開催された2002年日韓W杯で日本のW杯初勝利に貢献すると、W杯後の2002-03シーズンにアーセナルからフラムへ移籍し、プレミアリーグ出場を果たします。2004年にはガンバ大阪からウェスト・ブロムウィッチへ完全移籍しました。

フラム時代は、2002-03シーズンは19試合に出場して2ゴール、2003-04シーズンは22試合に出場して2ゴールを決めています。ウェスト・ブロムウィッチ時代はレンタル移籍がありましたが、継続的に試合に出場しました。

アーセナル時代は周囲のレベルも高く苦戦を強いられましたが、守備的MFながらプレミアリーグで4ゴール2アシストを記録しています。

30歳でフロンターレに移籍するまで欧州で活躍しました。

戸田 和幸(とだ かずゆき)

豊富な情報量や分かりやすい話し方で人気な解説者としても活躍された戸田和幸さん。現在は解説者のイメージが強いですが、トッテナム・ホットスパーに所属していました。

生年月日1977年 12月 30日
ポジションMF
身長/体重178㎝
利き足
出身地神奈川県 相模原市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
清水エスパルス1996-02
トッテナム(レンタル)2003
ADOデン・ハーグ
(レンタル)
2004
清水エスパルス2004
東京ヴェルディ2005
サンフレッチェ広島2006-08
ジェフユナイテッド千葉2008
 慶南FC2009
ザスパ草津2010-11
FC町田ゼルビア2012
ウォリアーズFC
(シンガポール)
2013

戸田さんは1996年に清水エスパルスでJリーグデビューを果たし、2002年の日韓W杯での活躍が評価され、トッテナム・ホットスパーへの移籍が決定しました。出場機会はリーグ戦の4試合のみで約半年間の在籍となっています。

ワールドカップでは赤いモヒカンで躍動しましたね。

展開の早いイングランドサッカーに慣れていないこと、日本でやっていたボランチのポジションがトッテナムになかったことなどに苦戦しましたが、シーズン最後の方に4試合出場することができました。

プレミアリーグに順応できる手応えを感じた中で迎えたプレシーズン中に肉離れをしてしまったことや、監督の交代もありトッテナムでの出場機会には恵まれませんでした。先発を掴みかけていただけに悔やまれるシーズンとなりました。

その後は、ADOデンハーグ(オランダ)などを経てJリーグに復帰、2013年にシンガポールリーグのウォーリアーズFCへ移籍し、同年に現役を引退しました。

当時のトッテナムには、ロビー・キーンやレドリー・キングと言った各国の代表選手が集まっていました。

中田 英寿(なかた ひでとし)

中田英寿さんが現役最後のクラブとなったのが、プレミアリーグのボルトンでした。

生年月日1977年 1月 22日
ポジションMF
身長/体重175㎝
利き足
出身地山梨県 甲府市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
ベルマーレ平塚1995-98
ペルージャ1998-00
ASローマ2000-01
パルマ2001-04
ボローニャ(レンタル)2004
フィオレンティーナ2004-06
ボルトン(レンタル)2005-06

中田さんは1995年にベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)でJリーグデビューしました。フランスW杯に出場後にセリエAのペルージャへ移籍、その後、ローマ→パルマ→ボローニャ→フィオレンティーナと、セリエAで活躍し続けました。

イタリアでのキャリアが長い中田さんは、2005年にフィオレンティーナからプレミアリーグのボルトンへ移籍しました。2006年のドイツワールドカップ後に現役を引退したので、ボルトンが現役最後のクラブとなりました。

特にペルージャやローマ時代の活躍が印象に残っています。

シーズン序盤は監督からの信頼も厚くスタメンの座を掴むと、第10節にはプレミアリーグ初ゴールを記録しました。その後はチーム内の序列が下がり途中出場することも多くありましたが、プレミアリーグでは21試合に出場し1ゴールという結果を残しています。

ペルージャやローマ時代のような活躍が期待されていましたが、ロングボールを多用する戦術だったこともあり、自身の能力をフルに発揮することができたとは言い難いです。プレミアリーグでは大きなインパクトを与えることはできずに29歳で現役生活にピリオドを打ちました。

もう少し長く現役での活躍を見たかった選手です。

宮市 亮(みやいち りょう)

宮市亮選手は、プレミアリーグでは

  • アーセナル
  • ボルトン
  • ウィガン

でプレーしました。

生年月日1992年 12月 14日
ポジションFW
身長/体重181㎝
利き足
出身地愛知県 名古屋市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
アーセナル2011-15
フェイエノールト
(レンタル)
2011
ボルトン(レンタル)2012
ウィガン(レンタル)2012-13
トゥウェンテ
(レンタル)
2014-15
ザンクトパウリ2015-21
横浜F・マリノス2021-

宮市亮選手は、高校時代に海外クラブの練習に参加すると、アーセナルの監督を務めるベンゲル監督から高く評価され、高校卒業後すぐにプレミアリーグ強豪クラブのアーセナルに移籍しました。

英国の就労ビザ発行基準を満たしておらずイングランドでプレーする許可がおりなかったため、オランダのフェイエノールトに期限付き移籍するかたちになりました。得意の高速ドリブルでサポーターを魅了し、オランダの地で大きなインパクトを残しました。

「エール・ディビジではあまりにも優れていて、ウイングとして必要とするものはすべて揃っていた」と評価されました。

フェイエノールトでの活躍により、2011-12シーズン前にアーセナルのトップチーム入りを明言されましたが、負傷による長期離脱などが影響し、前半戦の公式戦出場はカップ戦2試合のみとなりました。

2012年の冬に稲本選手が在籍したボルトンに半年間の期限付き移籍をすると、日本人最年少となる19歳1カ月28日でのプレミアリーグ初出場を果たし、リーグ戦17試合で2アシストを記録しています。

2012年の夏にウィガンへ1年間の期限付き移籍をしましたが、2度の右足首靭帯負傷で長期の戦線離脱。2013-14シーズンはアーセナルに残留すると、アーセナルでのリーグ戦初出場を果たしましたが、負傷の影響もありリーグ戦出場は1試合のみとなりました。

ボルトン時代のチェルシーの右サイドを粉砕した70mの高速ドリブルは大興奮でした。

2014年に出場機会を求めてオランダのトゥウェンテへレンタル移籍するもインパクトは残せず、2015年にブンデスリーガ2部のザンクトパウリにフリーで移籍。ザンクトパウリでも大怪我で戦線を離脱することが多かったのですが、2015-2021まで在籍し、78試合8ゴールと躍動しました。

その後、2021年に横浜F・マリノスに完全移籍で加入すると2022年に10年ぶりに日本代表にも選出されましたが、韓国戦で負傷交代。全治8か月の右膝前十字靭帯断裂から復活すると第17節レイソル戦で復活ゴールを決めました。

大怪我に悩まされ続けた選手、復活ゴールには感極まりました。

吉田 麻也(よしだ まや)

吉田麻也選手は、プレミアリーグのサウサンプトンで長くプレーしました。

生年月日1988年 8月 24日
ポジションDF
身長/体重189㎝
利き足
出身地長崎県 長崎市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
名古屋グランパスエイト2007-09
VVVフェンロ―2010-12
サウサンプトン2012ー20
サンプドリア(レンタル)2020
サンプドリア2020-22
シャルケ042022-23

吉田選手は、プレミアリーグで最も長くプレーした日本人選手です。2012年~2020年までの8年もの間サウサンプトンの守備を支えました。154試合に出場して6ゴールを記録しています。

2007年に名古屋グランパスでJリーグデビュー、2009年にオランダのVVVフェンロで活躍すると2012年にプレミアリーグのサウサンプトンへ完全移籍しました。

VVVフェンロ時代はシーズンベストゴール(視聴者投票)となるジャンピングボレーを決めています。

プレミアリーグ1年目こそシーズンをとしてレギュラーの座を確保してCBとして試合に出場していましたが、各国代表クラスのCBが移籍してくるとCBでの出場は減りSBに回される試合も少なくありませんでした。

それでも2016~18シーズンはレギュラーに定着し、サウサンプトン年間最優秀選手投票で2位になったり、チームのプレミアリーグ残留に貢献したり、監督に「マヤはサウサンプトンの将来でもある」と絶賛されました。

2019-20シーズンは出場機会が激減し、セリエAのサンプドリアへレンタル移籍。2022年夏までサンプドリアでプレーするとシャルケと1年契約を結びました。

サウサンプトン時代はサディオ・マネやファン・ダイクといった世界的に有名な選手と競演しました。

香川 真司(かがわ しんじ)

香川真司選手は、プレミアリーグのビッグクラブ「マンチェスター・ユナイテッド」でプレーし、リーグ優勝にも貢献しました。

生年月日1989年 3月 17日
ポジションMF
身長/体重175㎝
利き足
出身地兵庫県 神戸市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
セレッソ大阪2006-10
ドルトムント2010-12
マンチェスター・U2012-14
ドルトムント2014-19
レアル・サラゴサ2019-20
PAOKテッサロニキ2021
シント・トロイデン2022
セレッソ大阪2023-

香川選手は中学校入学と同時に、地元神戸から宮城県のFCみやぎバルセロナへサッカー留学をすると、「東北にすごい選手がいるぞ!」と徐々にスカウト関係者に名前が知れ渡っていきました。

当時高校2年生の香川選手にセレッソ大阪がオファーを出し、香川選手はそれを受諾。Jクラブ直属の下部組織以外の選手が、高校卒業を待たずしてプロ入りしたのは前例がありませんでした。

セレッソ大阪でゴールを量産した香川選手は、2010年にブンデスリーガのドルトムントへ移籍。開幕戦からレギュラーの座を確保すると第3節に初ゴール、シャルケとのルールダービーでは2得点をあげる活躍をみせると、ドルトムントサポーターから愛される存在となっていきました。

在籍した2シーズンでブンデスリーガ連覇とカップ戦優勝の3つのタイトルを獲得する原動力となりました。

選手個人に向けたチャントがほとんど歌われないドイツで、香川選手個人に向けたチャントが歌われるくらいサポーターに愛されていました。

ファーガソン監督の目に留まり、2012年の夏にドルトムントから鳴り物入りでマンチェスター・ユナイテッドに加入した香川選手は、2シーズンにわたってプレーし、38試合に出場して6ゴールを記録しています。

開幕戦でスタメンとして出場すると、はやくも第2節にプレミアリーグ初ゴールを決めました。第3節にケガをしてしまい2カ月間戦線を離脱しましたが、復帰後にはアジア人初となるプレミアリーグでのハットトリックを達成しています。

怪我での離脱はあったものの、プレミアリーグ初挑戦ながらリーグ戦20試合に出場し6ゴール4アシストという活躍で、プレミアリーグ優勝に貢献して初年度を終えました。

ファーガソン監督勇退後の2年目は、後任のモイーズ監督の不遇で出場機会が極端に減ってしまいました。

ルーニー選手のすぐ近くでプレーし、二人のパス交換や周りを生かすプレーはものすごい煌めきを放っていました。

2014年の夏にドルトムントへ復帰し2019年までプレーし、その後は、ベジクタシュ、レアル・サラゴサ、PAOK、シントトロイデンと渡り歩き、2023年にセレッソ大阪に復帰しています。

岡崎 慎司(おかざき しんじ)

岡崎選手はプレミアリーグの「レスター・シティ」で114試合に出場し14ゴールを記録しました。吉田選手に次ぐ出場記録となっています。

生年月日1986年 4月 16日
ポジションFW
身長/体重174㎝
利き足
出身地兵庫県 宝塚市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
清水エスパルス2005-10
シュツットガルト2011-13
マインツ2013-15
レスター2015-19
マラガ2019
ウエスカ2019-21
カルタヘナ2021-22
シント・トロイデン2023-

2005年に清水エスパルスに入団すると、2011年にブンデスリーガのシュツットガルトへ完全移籍、2013年にマインツへ移籍すると2シーズン連続で2桁得点をあげました。マインツでの活躍もあり、2015年にレスターへ移籍します。

2013-14シーズンの15得点がブンデスリーガで活躍した日本人選手の1シーズン最多記録となっています。

2015年に岡崎選手が移籍したレスター・シティは、「2部リーグ陥落目前」と評価されていましたが、

  • ラニエリ監督のマネジメント力
  • ヴァーディ―、マフレズのアタッカーコンビの攻撃力
  • カンテやドリンクウォーターなどの堅実さ
  • 岡崎選手の献身的な守備

これらがカウンターを戦術にするレスターのプレースタイルにピッタリはまり、プレミアリーグ挑戦1年目にレスターのリーグ優勝に貢献しました。

このシーズンのレスターの優勝オッズは5001倍という数字で、132年という歴史のあるクラブ初優勝をとげた奇跡は、「ミラクル・レスター」と呼ばれ語り継がれています。

ニューカッスル戦のオーバヘッドでのゴールはサポーターの間でも語り草となっているようです。

その後はスペインのクラブを渡り歩き、2023年にベルギーリーグのシント・トロイデンに加入しています。

武藤 嘉紀(むとう よしのり)

武藤選手はプレミアリーグの「ニューカッスル・ユナイテッド」でプレーしました。

生年月日1992年 7月 15日
ポジションFW
身長/体重179㎝
利き足
出身地東京都 世田谷区
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
FC東京2013-15
マインツ2015-18
ニューカッスル2018-21
エイバル(レンタル)2020-21
ヴィッセル神戸2021-

武藤選手は2013年にFC東京でJリーグデビューを果たすと、2015-2016シーズンからブンデスリーガのマインツに移籍しました。膝のケガに苦しむ時期もありましたが、マインツでは公式戦72試合に出場し23ゴール11アシストを記録しました。

プロ初のハットトリックもマインツで記録しています。

マインツでの活躍もあり2018年にプレミアリーグのニューカッスルに移籍を果たすと、第8節のマンチェスター・ユナイテッド戦でプレミアリーグ初得点をあげ、プレミアリーグでゴールした6人目の日本人選手となりました。

しかし、負傷離脱や武藤選手を獲得した監督が1シーズンで交代するといった影響もあり徐々に出場時間が激減、プレミアリーグでの挑戦は25試合に出場し1ゴールという結果で幕を閉じました。

その後、エイバルへのレンタル移籍を経て、2021シーズン途中からヴィッセル神戸でJリーグに復帰しています。

プロ初のハットトリックもマインツで記録しています。

南野 拓実(みなみの たくみ)

南野選手は、プレミアリーグのビッグクラブ「リヴァプール」で2020-22シーズンプレーし、リーグ戦40試合に出場して6得点を記録しています。(サウサンプトンへのレンタル移籍を含む)

生年月日1995年 1月 16日
ポジションFW
身長/体重172㎝
利き足
出身地大阪府 泉佐野市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
セレッソ大阪2012-14
ザルツブルク2015-19
リヴァプール2020-22
サウサンプトン
(レンタル)
2021
モナコ2022-

セレッソ大阪の下部組織に所属していた南野選手は、2012年に2種登録選手となりこの年にプロデビューを果たします。

2015年にオーストリアの強豪クラブ「ザルツブルク」へ移籍すると、2015-19シーズンの5年間もザルツブルクへ在籍しました。その間、チームの6連覇に貢献したり、念願のチャンピオンズリーグ出場を果たします。

リヴァプール戦で1G1Aの活躍をみせてくれました。

CLのリヴァプール戦の活躍もあり、念願のビッグクラブへの移籍が決定。2020年にリヴァプール史上初のアジア人選手となりました。このシーズンは控えに回ることが多かったのですが、第24節にプレミアリーグ初出場を果たすと、チームは30年ぶりのリーグ優勝を達成します。

2020-21コミュニティシールドのアーセナル戦で移籍後初得点をあげると、12月の第14節でプレミアリーグ初ゴールを決めました。しかし、2021年の2月にシーズン終了までサウサンプトンへ期限付き移籍することになりました。

リヴァプールに復帰した2021-22シーズンはカップ戦で大活躍。EFLカップ(カラバオカップ)では5試合出場4得点1アシストで10シーズンぶりの優勝、FAカップでは4試合出場3得点で16シーズぶりの優勝、国内カップの2冠に貢献しました。

リーグ戦では、サラー、マネ、フィルミーノといった世界屈指のFWたちのサブにまわり出場機会に恵まれませんでしたが、このシーズンのリーグ戦で4ゴールをあげ、出場した試合では攻守両面で活躍をみせくれました。

ファンが選ぶFA杯ベストイレブンにも選出されました。

2022年には出場機会を求めてリーグ・アンのASモナコに移籍しましたが、本来の力を発揮できず試合に出場できない苦しいシーズンを過ごしています。

\プレミアリーグでプレーした日本人選手の最多得点記録はコチラで紹介/

プレミアリーグの日本人最多得点と歴代得点ランキング|ハットトリック達成選手は?『イングランド・プレミアリーグ』で日本人選手の最多得点や歴代得点数を知りたいですか?本記事では、プレミアリーグで活躍した日本人選手のシーズン最多得点や歴代得点数を紹介します。...

【イングランド・プレミアリーグ】でプレーする2023-24シーズンの日本人選手

2023-24シーズンの『イングランド・プレミアリーグ』でプレーする日本人選手は、

  • 富安選手
  • 三笘選手
  • 遠藤選手

の3人になります。

冨安 健洋(とみやす たけひろ)

富安選手は2021年にアーセナルでプレミアリーグデビューを飾りました。

生年月日1998年 11月 5日
ポジションCB/SB
身長/体重188㎝
利き足
出身地福岡県 福岡市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
アビスパ福岡2015-17
シント・トロイデン2018-19
ボローニャ2019-21
アーセナル2021

アビスパ福岡の下部組織に所属していた富安選手は、2016年の高校3年生の時にトップチームに昇格し、すぐにディフェンスラインのレギュラーに定着しました。

2018年にベルギーリーグの「シント・トロイデン」へ移籍すると、2019年にセリエAの「ボローニャ」へ移籍。右SBやCBでシーズンを通して先発出場を重ね、「なくてはならない選手」と称賛の声があがりました。

ACミラン相手に左足で豪快なミドルシュートを決めています。

ボローニャでの活躍が評価され2021年8月に「アーセナル」へ移籍すると、第4節のノリッジ戦に先発起用されプレミアリーグデビューを果たします。同シーズン9月にはチームの月間最優秀選手に選出される活躍をみせました。

2021-22シーズンの前半戦にはアーセナルで不動の右SBとして高い評価を得ていましたが、2022年以降は怪我を繰り返し、後半戦は試合に出場できない日が続きました。

2022-23シーズンに入ってもコンディション不良が続いて開幕から出遅れると、スタメンの座を奪われるかたちとなりリーグ戦では途中出場が続きました。2023年にヨーロッパリーグで手術を要するほどの重傷を負うと、シーズン内に復帰することは叶いませんでした。

今シーズンは冨安選手が守備の中心として活躍する姿を期待しましょう。

三笘 薫(みとま かおる)

三笘選手は、2021年に川崎フロンターレからプレミアリーグの「ブライトン」に完全移籍しました。

生年月日1997年 5月 20日
ポジションMF/FW
身長/体重178㎝
利き足
出身地神奈川県 川崎市
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
川崎フロンターレ2020-21
ブライトン2021-
ユニオンSG
(レンタル)
2021-22

三笘選手は高校卒業まで川崎フロンターレの下部組織に所属していました。そのままトップチームに昇格することができましたが、「プロで活躍できる確信がなかった」という理由から筑波大学へ進学を決断、大学2年生~4年生までフロンターレの特別指定選手として選手登録されました。

2018年という早い時期に「2020年シーズンからフロンターレに加入内定」と発表されていた通りプロデビューを果たすと、リーグ戦で13得点12アシストを記録し、

  • 新人史上5人目となる2桁得点
  • ベストイレブン選出

という華々しいデビューを飾りJ1リーグと天皇杯の2冠達成に貢献しました。

学生時代には論文のテーマにドリブルを取りあげるくらい、ドリブルを追及しているようです。

東京オリンピック終了後の2021年の夏にプレミアリーグの「ブライトン」へ移籍しましたが、イギリスでの労働許可がおりなかったため、ベルぎリーグの「ユニオンSG」へ期限付き移籍となりました。

しばらく途中出場でしか出番をもらえなかったが、リーグ第11節のスラン戦で三笘選手は後半開始の途中出場からハットトリックを達成。2点ビハインドの状態で退場者も出していたユニオンSGでしたが三笘選手がチームを大逆転勝利に導きました。

三笘選手の個人チャントが生まれるほどの大人気選手となり先発起用が増えました。

2022-23シーズンはブライトンへ復帰。第2節にプレミアリーグデビューを果たすと第15節にプレミアリーグ初ゴールをあげます。

その後もシーズンを通して試合に出場して活躍し、

  • リーグ戦:33試合7ゴール6アシスト
  • FAカップ:5試合2ゴール2アシスト
  • カラバオカップ:3試合1ゴール

という記録を残しました。

リーグ戦では香川選手や岡崎選手が持つ「日本人選手のプレミアリーグ1シーズン最多得点記録」を更新。三笘選手の活躍もありブライトンは歴代最高の6位でリーグ戦を終えました。

来季はヨーロッパリーグ(EL)に出場するので活躍に期待です!

遠藤航(えんどう わたる)

遠藤選手はブンデスリーガの「シュツットガルト」から「リヴァプール」に電撃加入しました。

生年月日1993年 2月 9日
ポジションDF/MF
身長/体重178㎝
利き足
出身地神奈川県
※年数が重なるシーズンはレンタル移籍になります
経歴所属クラブ在籍期間
湘南ベルマーレ2010-15
浦和レッズ2016-18
シントトロイデン2018-20
シュツットガルト2020-22
リヴァプール2023-

幼少期はズバ抜けて技術があるとか特に目立つ選手ではなかったそうですが、湘南ユース時代にU-16日本代表に選出されていますし、高校3年生の時にトップチームとの2種登録でJリーグデビューを果たしています。

湘南ベルマーレ時代は19歳でゲームキャプテンを任されたり、若手ながらに中心選手としてチームを引っ張る存在でした。浦和時代は2017年にAFCチャンピオンズリーグで優勝し、日本代表にも選ばれロシアワールドカップのメンバーにも選出されました。

日本のクラブではCBのイメージが強いです。

ベルギーリーグの「シントトロイデン」からブンデスリーガの「シュツットガルト」へ移籍すると、フィジカルコンタクトの強いブンデスリーガのなかで、2季連続でデュエル王に輝く功績を残しました。

驚異的なボール奪取率や空中戦の勝利数をマークしただけでなく、パス成功率も高い数字を残しています。相手からボールを奪取したあとに上手くマイボールにできているという証拠で、チームへの貢献度が非常に高い選手ということがわかります。

プレミアリーグの早いサッカーに慣れるのには時間がかかるかもしれませんが、ボールを奪ったあとの推進力も素晴らしいものがあるので、攻守にわたってリヴァプールの中盤を支えるような活躍に期待したいです!

厳しいレギュラー争いに勝ってもらいたいですね。

『イングランド・プレミアリーグ』のクラブに所属した歴代日本人選手|まとめ

サッカーの母国と呼ばれるイングランドでプレーする日本人選手の活躍はシーズンを追うごとに目立ってきているように思えます。2022-23シーズンの三笘選手の活躍もあり、日本人選手の躍動は世界各国から注目されているといってもいいでしょう。

ドイツのブンデスリーガでプレーする日本人選手の数に比べると、プレミアリーグでプレーする日本人選手は少なく感じてしまいますが、それだけ日本人にとってプレミアリーグでプレーすることが厳しいということにもなります。

活躍が難しいプレミアリーグだからこそ、今シーズンの日本人選手の活躍から目が離せませんね。

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すだこ
はじめまして。サッカー大好き1986年生まれの『すだこ』といいます。 小学校3年生からサッカーをはじめ、高校時代にインターハイと選手権大会で全国ベスト16を経験しています。 当ブログ『リベログ』では、サッカー好きの方やサッカー初心者の方へ向けて、主にプレミアリーグやチャンピオンズリーグなどのサッカー情報を紹介します。
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