世界最高峰のサッカーリーグ、プレミアリーグ。
熱戦を追いかけていると、「プレミアリーグは何節まであるんだろう?」「シーズン全体で全何試合を戦うの?」といった素朴な疑問が浮かぶことはありませんか。
プレミアリーグのシーズン期間は長く、年間スケジュールは非常にタイトです。
特に上位チームは、国内カップ戦(FAカップなど)や欧州戦も加わるため、チームごとの試合数は膨大になります。
ファンとして最も気になるのは、やはりシーズンのクライマックスでしょう。
といった疑問は尽きません。
試合日程がスケジュール変更される理由や、最終節の放送スケジュールも事前に把握しておきたいポイント。
この記事では、「プレミアリーグは何節まで」という基本的な疑問にお答えするとともに、プレミアリーグの全試合数や日程の仕組みを詳しく解説します。
- プレミアリーグの総節数と全試合数がわかる
- 2025-26シーズンの具体的な日程(開幕・最終節)がわかる
- 優勝争いや残留争いが決まる時期の目安がわかる
- 日程が過密になる理由と変更の仕組みがわかる
プレミアリーグは何節まで開催される?

プレミアリーグの基本的な仕組みについて、まずは「何節まで」あるのか、全試合数やチームごとの試合数を解説します。
1シーズンは何節まであるのか?
プレミアリーグは「全38節」で構成されています。
プレミアリーグに参加しているクラブ数が全20チームあるため、他の19チームと
で1回ずつ戦うため、合計38試合となり、これが「全38節」の理由です。
チームごとの試合数を解説
前述の通り、プレミアリーグのリーグ戦における、1チームあたりの年間試合数は「38試合」です。
内訳は以下の通りです。
これはあくまで「プレミアリーグのリーグ戦のみ」の試合数である点に注意が必要です。
カップ戦を含めると試合数は激増
プレミアリーグの多くのクラブ、特に上位クラブは、リーグ戦と並行して国内カップ戦や欧州カップ戦を戦います。
- 国内カップ戦: FAカップ、カラバオカップ
- 欧州カップ戦: チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)など
これらの大会を勝ち進むと、年間総試合数は60試合を超えることも珍しくありません。
リーグ全体の試合数は?
プレミアリーグ全体では、1シーズンで合計「380試合」が行われます。
20チーム × 38試合(各チームの試合数) ÷ 2(1試合を2チームで行うため) = 380試合
つまり、1節あたり10試合が開催され、それが全38節続くことになります。
毎週末(時にはミッドウィークも)にわたって、これらの試合が世界中で中継され、多くのサッカーファンを熱狂させています。
毎節10試合、全38節で380試合…。改めて数字で見ると、世界最高峰リーグの過密さと規模の大きさがよくわかりますね。
プレミアリーグ2025-26シーズンの日程概要

次に、具体的な2025-26シーズンのスケジュールを見ていきましょう。シーズン期間や、注目の開幕日、最終節の日程について解説します。
2025-26シーズンのシーズン期間
2025-26シーズンのプレミアリーグは、2025年8月から2026年5月までの約9ヶ月間にわたって開催されます。
公式に発表された情報によると、
に予定されています。
この約9ヶ月の期間中、各国代表戦が組まれるインターナショナルウィークによる中断期間はありますが、基本的にはほぼ毎週試合が組まれています。
年間スケジュールの全体像
プレミアリーグの年間スケジュールは、リーグ戦を中心に、国内カップ戦や欧州カップ戦、代表戦が複雑に組み込まれる形で進行します。
以下は、おおまかなスケジュールの流れです。
| 時期 | 主な開催試合 |
|---|---|
| 8月 | プレミアリーグ開幕 |
| 9月~11月 | ・プレミアリーグ ・欧州カップ戦(CL/EL)GS ・カラバオカップ |
| 12月~1月 | ・過密日程(年末年始) ・FAカップ3回戦開始 |
| 2月~4月 | ・プレミアリーグ ・欧州カップ戦決勝T ・カラバオカップ決勝 ・FAカップ |
| 5月 | ・プレミアリーグ最終節 ・FAカップ決勝 ・欧州カップ戦決勝 |
「フェスティブ・ピリオド(Festive Period)」と呼ばれるクリスマスから新年にかけての期間(12月下旬~1月初旬)は、中2日や中3日での試合が続く、シーズンで最も過密なスケジュールとなります。
開幕日2025年の日程
2025-26シーズンのプレミアリーグ開幕日は、現地時間2025年8月15日(金)です。
開幕戦のキックオフは、日本時間8月16日(土)午前4時に予定されていると発表されています。
通常、開幕節の他の9試合は、翌日の土曜日や日曜日に分散して開催されることになります。
最終節はいつ?2026年の日程
2025-26シーズンのプレミアリーグ最終節(第38節)は、現地時間2026年5月14日(日)に予定されています。
プレミアリーグの最終節は、優勝争い、CL出場権争い、残留争いの公平性を期すために、全10試合が同時刻にキックオフされるのが伝統です。
キックオフは、日本時間の2026年5月14日(日)24:00の予定です。
シーズン全ての結末が一斉に決まる、最もドラマチックな一日と言えるでしょう。
プレミアリーグの優勝争いとCL出場権の行方

全38節の長いシーズンでは、いつ頃に優勝チームやCL出場権が決まるのでしょうか。過去の傾向や目安について解説します。
優勝決定するのはいつ?
プレミアリーグの優勝チームが決定する時期は、シーズンによって大きく異なります。
独走するチームがいる年もあれば、最終節までもつれる年もあるため、一概に「この時期」とは言えません。
例えば、2023-24シーズンは、マンチェスター・シティとアーセナルによる優勝争いの行方が、最終節(第38節)の試合終了のホイッスルが鳴るまでわからないというケースとなりました。
最速優勝は2019-20シーズンのリヴァプール。7試合を残して、31節での優勝決定は史上最速記録となりました。
何節で優勝決定することが多い?
統計的に「この節で決まる」という明確なデータはありませんが、多くのファンやメディアの感覚として、優勝が決まるのは第36節から第38節(最終節)にかけてが多いです。
プレミアリーグは「ビッグ6」と呼ばれる強豪クラブをはじめ、全体の実力が拮抗しており、シーズン終盤まで勝ち点差が僅差のまま進むことが多いためです。
「残り2試合、勝てば優勝が決まる!」といった報道が増え始めるのが、だいたいシーズン終盤の風物詩です。
優勝ラインは何勝が目安?
優勝に必要な「勝利数」で一概に示すのは難しいですが、近年のプレミアリーグでは一般的に「勝ち点90」前後が優勝ラインの一つの目安とされます。
全38試合で「勝ち点90」を達成するための成績例は以下の通りです。
- 28勝7分3敗 = 勝ち点91(2023-24 マンチェスター・シティ)
- 32勝3分3敗 = 勝ち点99(2019-20 リヴァプール)
- 30勝3分5敗 = 勝ち点93(2016-17 チェルシー)
(※勝利=3点、引き分け=1点、敗戦=0点)
ただし、これはあくまで目安です。
2017-18シーズンでは、マンチェスター・シティが勝ち点100を獲得して優勝しましたし、2015-16シーズンでは、レスター・シティが勝ち点81で優勝しました。
2023-24シーズンのように、優勝したマンチェスター・シティが勝ち点91、2位のアーセナルが勝ち点89と、ハイレベルな争いになることも多いです。
逆に、勝ち点80台で優勝が決まるシーズンもあります。
CL出場権が決まる節はいつ頃?
来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権(通常はプレミアリーグの上位4クラブ)を巡る争いも、最終節(第38節)までもつれることが非常に多いです。
優勝争い以上に、3位から6位、7位までのクラブが僅差でひしめき合うため、最後の1試合の結果で順位が劇的に入れ替わることが頻繁に起こります。
最終節の全試合同時キックオフは、このCL出場権争いを最後までスリリングにするための仕組みでもあるのです。
プレミアリーグの降格争いとスケジュールの課題

シーズンの見どころは上位争いだけではありません。下位チームによる残留争いや、過密日程が生まれる背景についても解説します。
降格争いはいつ決まる?
プレミアリーグでは下位3チームが2部リーグ(チャンピオンシップ)へ降格となりますが、この残留をかけた降格争いも最終節(第38節)まで決まらないことが頻繁にあります。
優勝争いやCL出場権争いと同様に、勝ち点1の差で「残留」か「降格」かが決まるため、各チームが最後の1分まで全力を尽くします。
最終節で、あるチームがロスタイムに劇的ゴールを決めて残留が決定し、その瞬間、別の会場で試合をしていたライバルチームの降格が決定する…。
こうしたドラマチックな展開は、プレミアリーグ最終盤の大きな見どころの一つです。
スケジュールが変更する理由
プレミアリーグの試合日程は、シーズン開幕前に全日程が発表されますが、シーズン途中で頻繁に変更されます。
当初は「土曜15時キックオフ」と発表されていても、急に金曜夜や日曜、月曜夜に移動することがよくあります。
主な理由は以下の通りです。
英国内のライブ放送(Sky SportsやTNT Sports)の対象試合になると、金・土・日・月の各放送枠に移動します。(※土曜15時は英国内放送の「ブラックアウト」時間帯のため)
国内カップ戦(FAカップやカラバオカップ)の日程と重複したり、欧州カップ(CLやEL)が木曜開催だった場合、リーグ戦を日曜開催に変更することがあります。
悪天候で日程が変更することもごく稀にあります。
FAカップと日程が重なる影響
スケジュール変更の中で特に大きな影響を与えるのが、FAカップとプレミアリーグの日程が重なるケースです。
FAカップの準々決勝や準決勝が開催される週末は、もともとその日に組まれていたプレミアリーグの試合が延期されます。
延期された試合は、シーズン終盤のミッドウィーク(火曜・水曜)に組み込まれることになります。
これにより、カップ戦を勝ち進んだチームは、
という、常軌を逸した超過密日程を戦わなければならなくなるのです。
FAカップやカラバオカップ、CLを勝ち進む強豪クラブほど、日程が過密になり選手層の厚さが試される…。
これがプレミアリーグの面白さでもあり、厳しさでもあります。
プレミアリーグ最終節の視聴方法

最後に、注目の最終節を視聴する方法と、この記事の要点をまとめます。
最終節の放送スケジュール
プレミアリーグ2025-26シーズンは、U-NEXTの「サッカーパック」で全試合が独占ライブ配信されています。
U-NEXTが日本国内での放映権を独占的に取得しているため、他のサービス(WOWOWやDAZN、ABEMAなど)では視聴できません。
最終節(第38節)は全10試合が同時刻キックオフとなりますが、U-NEXTでは全試合がライブ配信される予定です。
優勝争い、CL出場権争い、残留争いが同時に決着する運命の瞬間を、リアルタイムで見届けることができます。
まとめ|プレミアリーグは全38節で380試合開催される
「プレミアリーグは何節まであるのか?」という疑問を中心に、試合数や日程の仕組みについて解説してきました。
全38節、約9ヶ月にわたる長いシーズンの中で、様々なドラマが生まれるのがプレミアリーグの魅力ですね。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- プレミアリーグは全38節で構成される
- 1チームのリーグ戦試合数は年間38試合(ホーム&アウェイ)
- リーグ全体の総試合数は全380試合(1節あたり10試合)
- 2025-26シーズンは2025年8月15日開幕、2026年5月14日が最終節
- 最終節は公平性を期すため全10試合が同時刻キックオフ
- 優勝争いやCL出場権、降格争いは最終節までもつれることが多い
- FAカップなどの影響で日程が変更され、強豪は年間60試合を超えることも
- 日本での視聴はU-NEXTサッカーパックが全試合独占配信
最終節の全試合同時キックオフは、優勝や残留の運命がリアルタイムで決まる瞬間であり、サッカーファンとしては見逃せません。
この記事で日程の全体像を掴んで、ぜひU-NEXTで白熱のシーズンを楽しんでみてください。

