「プレミアリーグのビッグ6って、いつから呼ばれるようになったの?」と気になったことはありませんか?

マンチェスター・ユナイテッドやリバプールが昔から強豪なのはわかっても、マンチェスター・シティやトッテナムがいつ加わったのかは、少しわかりにくいですよね。

結論からいうと、プレミアリーグの「ビッグ6」に公式な開始日はありません。

ただし、従来のビッグ4にマンチェスター・シティとトッテナムが加わって上位争いの中心となった、2010年代前半をビッグ6の構図が形成された時期と考えるとわかりやすいです。

ひとつの大きな節目が2010-11シーズン。現在ビッグ6と呼ばれる6クラブが、プレミアリーグの1位から6位までを占めました。

この記事では、ビッグ6とは何なのか、いつから現在の6クラブになったのか、なぜこの6クラブが選ばれているのかまで順番に解説します。

プレミアリーグのビッグ6はいつから?現在の構図は2010年代前半に形成

本題の「プレミアリーグのビッグ6はいつからなのか」を見ていきましょう。

明確な開始日はありません。

2009-10シーズンから2011-12シーズン頃に、現在の6クラブが上位争いの中心となる構図が形成され、その後「ビッグ6」という呼び方が広く使われるようになりました。

クラブビッグ6での位置づけ
マンチェスター・ユナイテッド従来のビッグ4
アーセナル従来のビッグ4
チェルシー従来のビッグ4
リバプール従来のビッグ4
マンチェスター・シティ2000年代末から急成長
トッテナム・ホットスパー2010年代前後から上位へ進出

ただし、ここで覚えておきたいのが、ビッグ6はプレミアリーグが定めた公式なカテゴリーではないということです。

「そのシーズンの1位〜6位=ビッグ6」という意味でもありません。

長期的な成績やクラブ規模、欧州大会への出場実績、国内外での注目度などを背景に定着した呼び方です。

そのため、シーズンによって順位が下がっても、すぐに「ビッグ6から外れた」という扱いになるわけではありません。

プレミアリーグのビッグ6はいつから?2010年代前半が目安

では、本題の「プレミアリーグのビッグ6はいつからなのか」を見ていきましょう。

明確な開始日はありませんが、2009-10シーズンから2011-12シーズン頃に現在のビッグ6につながる勢力図が形成され、2010年代に呼び方が定着していったと考えるのが自然です。

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時期プレミアリーグの変化
2000年代マンU、アーセナル、チェルシー、リバプールの「ビッグ4」が上位争いの中心になる
2008年マンチェスター・シティのクラブ買収を機に大規模な戦力強化が進む
2009-10トッテナムが4位となり、チャンピオンズリーグ出場権を獲得
2010-11現在のビッグ6がリーグ1位〜6位を占める
2011-12マンチェスター・シティがプレミアリーグ初優勝、トッテナムも4位

「ビッグ6はいつから?」への答え

公式な開始日はありません。現在の6クラブが上位争いの中心になり始めた2010〜2012年頃を境に、従来の「ビッグ4」から「ビッグ6」へ勢力図が変化していったと理解するとわかりやすいですよ。

実際、2010-11シーズンの最終順位は次のようになっています。

順位クラブ
1位マンチェスター・ユナイテッド
2位チェルシー
3位マンチェスター・シティ
4位アーセナル
5位トッテナム
6位リバプール

現在ビッグ6と呼ばれる6クラブがトップ6を占めており、勢力図の変化を象徴するシーズンといえるでしょう。

(出典:Premier League公式「2010-11シーズン順位表」

ビッグ6の前身は2000年代の「ビッグ4」

ビッグ6が定着する以前、プレミアリーグでは以下の4クラブが「ビッグ4」と呼ばれていました。

  • マンチェスター・ユナイテッド
  • アーセナル
  • チェルシー
  • リバプール

2000年代中盤から後半にかけて、この4クラブはプレミアリーグの上位争いやチャンピオンズリーグ出場権争いの中心的な存在でした。

ところが2000年代末になると、マンチェスター・シティとトッテナムがビッグ4の間へ割って入るようになります。

ビッグ6が誕生する前の勢力図や、なぜこの4クラブが「ビッグ4」と呼ばれていたのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。

プレミアリーグのビッグ4とは?歴史と現在の勢力図やビッグ6への変遷を徹底解説プレミアリーグの「ビッグ4」とは何を指すのか、そしてその呼称が使われ始めた背景について詳しく解説します。各クラブがどのような特徴を持ち、どのようにしてサッカー界での地位を築いてきたのかを掘り下げ、多くのファンを魅了するプレミアリーグの魅力を探ります。...

マンチェスター・シティの台頭が勢力図を変えた

ビッグ4からビッグ6へ変化した大きな要因のひとつが、マンチェスター・シティの急成長です。

2008年のクラブ買収をきっかけに戦力強化が進み、2009-10シーズンは5位、2010-11シーズンには3位まで上昇しました。

さらに2011-12シーズンにはマンチェスター・ユナイテッドとの激しい優勝争いを制し、プレミアリーグ初優勝を達成します。

シティが優勝争いへ加わったことで、従来のビッグ4だけではプレミアリーグ上位を説明できなくなっていったんですね。

トッテナムも2009-10シーズンから上位へ進出

もうひとつの重要な存在がトッテナムです。

トッテナムは2009-10シーズンにプレミアリーグ4位となり、クラブ史上初めてチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

2011-12シーズンにも4位へ入り、ビッグ4以外のクラブが継続的に上位へ進出する流れを作っています。

その後、2014年にマウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任すると、2015-16シーズン3位、2016-17シーズン2位とさらに成績を伸ばしました。

つまりポチェッティーノ時代は「トッテナムがビッグ6へ加わった瞬間」というより、すでに上位進出を始めていたトッテナムが強豪としての立場をさらに固めた時代と考える方が自然です。

プレミアリーグのビッグ6|各クラブの特徴

ビッグ6は同じ「強豪クラブ」という括りでも、歴史や成長してきた背景はそれぞれ異なります。

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クラブ特徴
マンチェスター・ユナイテッドプレミアリーグ最多優勝を誇る名門
アーセナル2003-04シーズンの無敗優勝でも知られるロンドンの名門
チェルシー2000年代以降に国内外で多くのタイトルを獲得
リバプール国内リーグと欧州大会の両方で豊富な実績を持つ名門
マンチェスター・シティ2000年代末から急成長し、2010年代以降を代表する強豪へ
トッテナム2010年代を中心に上位争いと欧州大会への出場を重ねたクラブ

従来のビッグ4については別記事で詳しく解説しているので、ここからはビッグ6誕生を考えるうえで特に重要なマンチェスター・シティとトッテナムを見ていきます。

マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティ
本拠地マンチェスター
創立1880年
ホームスタジアムエティハド・スタジアム
プレミアリーグ優勝8回
愛称シティズンズ(Citizens)

マンチェスター・シティは、ビッグ4からビッグ6へ勢力図が変わったことを象徴するクラブです。

2008年のクラブ買収後に積極的な戦力補強を進め、2010-11シーズンには3位へ浮上しました。

そして2011-12シーズン、最終節のQPR戦でセルヒオ・アグエロが後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決め、プレミアリーグ初優勝を達成します。

その後もプレミアリーグで優勝を重ね、2020-21シーズンから2023-24シーズンにはイングランド男子トップリーグ史上初の4連覇を達成しました。

ペップ・グアルディオラ監督の就任後は、ボール保持を軸にしながら状況に応じて形を変える戦術で数多くのタイトルを獲得しています。

フィル・フォーデンをはじめ、下部組織からトップチームへ定着した選手がいることも特徴です。

2010年代以降のプレミアリーグを語るうえで、シティは外せない存在になりましたね。

トッテナム・ホットスパー

トッテナム・ホットスパー
本拠地ロンドン
創立1882年
ホームスタジアムトッテナム・ホットスパー・スタジアム
プレミアリーグ優勝0回
愛称スパーズ(Spurs)

「プレミアリーグ優勝がないのに、なぜトッテナムがビッグ6なの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

理由を考えるうえで重要なのが、2000年代末から2010年代にかけての継続的な上位進出です。

2009-10シーズンに4位へ入り、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場権を獲得。2011-12シーズンにも4位となりました。

ポチェッティーノ監督が就任した2014年以降はさらに成績を伸ばし、2016-17シーズンにはプレミアリーグ2位、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝へ進出しています。

さらに2024-25シーズンにはヨーロッパリーグを制し、欧州タイトルも獲得しました。

リーグ優勝の有無だけでなく、長期間にわたって上位争いや欧州大会へ参加してきたことが、トッテナムがビッグ6に含まれる背景にあります。

なぜこの6クラブが「ビッグ6」と呼ばれるの?

「最近強いクラブなら、ニューカッスルやアストン・ヴィラも入るのでは?」と思う人もいるかなと思います。

ここで重要なのが、ビッグ6は単純に現在の強さだけで決まる呼び方ではないという点です。

  • 長期間にわたってプレミアリーグの上位争いへ参加してきた
  • チャンピオンズリーグなど欧州大会への出場実績が豊富
  • 国内外から大きな注目を集めるクラブである
  • トップクラスの選手を獲得できるクラブ規模を持つ
  • 長年にわたる大きなファンベースを持つ

こうした要素が重なり、

  • アーセナル
  • チェルシー
  • リバプール
  • マンチェスター・シティ
  • マンチェスター・ユナイテッド
  • トッテナム

の6クラブをまとめて「ビッグ6」と呼ぶようになりました。

ただし繰り返しになりますが、公式な加盟条件があるわけではありません。「何位以下になったら脱落」というルールもないんです。

ビッグ6同士には有名なライバル関係も多い

ビッグ6には、長い歴史や地域性を背景としたライバル関係もあります。

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対戦カード特徴
マンチェスター・U vs リバプールイングランドを代表する名門同士のライバル関係
マンチェスター・U vs マンチェスター・Cマンチェスター・ダービー
アーセナル vs トッテナムノースロンドン・ダービー
アーセナル vs チェルシーロンドンを代表する強豪同士の対戦

特にマンチェスター・ダービーやノースロンドン・ダービーは、リーグ順位とは別の緊張感がある特別な試合です。

それぞれのダービーが生まれた背景については、別記事で詳しく紹介しています。

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ビッグ6がプレミアリーグに与えた影響

ビッグ6の存在は、プレミアリーグの競争や世界的な注目度にも大きく関わってきました。

スター選手や名監督が集まりやすい

ビッグ6は長年にわたって欧州大会への出場や国内タイトルを争ってきたため、世界的な選手や監督が集まってきました。

その結果、ビッグ6同士の直接対決はプレミアリーグの中でも特に注目されるカードになっています。

移籍市場でも存在感が大きい

トップクラスの選手を獲得するビッグ6の動きは、プレミアリーグ全体の移籍市場にも影響します。

一方で近年は、ニューカッスルやアストン・ヴィラなど、ビッグ6以外のクラブも有力選手を獲得して上位争いへ加わるケースが増えてきました。

ビッグ6だけで上位を独占する時代ではなくなった

ここは現在のプレミアリーグを理解するうえで、かなり重要なポイントです。

ビッグ6という呼び方は現在も使われていますが、6クラブだけが上位を独占する状態ではなくなっています。

現在もビッグ6がプレミアリーグの上位6クラブなの?

結論からいうと、ビッグ6と現在のリーグ上位6クラブは別物です。

たとえば、直近の完了シーズンである2025-26シーズンのビッグ6の順位を見てみましょう。

クラブ2025-26順位
アーセナル1位
マンチェスター・シティ2位
マンチェスター・ユナイテッド3位
リバプール5位
チェルシー10位
トッテナム17位

アストン・ヴィラが4位、ボーンマスが6位に入っており、ビッグ6以外のクラブも上位へ進出しています。

(出典:Premier League公式「2025-26シーズン順位表」

現在の「ビッグ6」は「今もっとも強い6クラブ」という意味よりも、2010年代を中心にプレミアリーグの上位争いを形成してきた6つの巨大クラブを表す呼び方として理解する方がわかりやすいです。

実際、近年はアストン・ヴィラ、ニューカッスル、ブライトン、ボーンマスなども上位争いや欧州大会出場権争いに加わっています。

「ビッグ6」という言葉は残っていても、プレミアリーグの勢力図そのものは以前より複雑になっているんですね。

レスターの2015-16シーズン優勝も大きな象徴

ビッグ6以外のクラブが勢力図を大きく揺らした代表例が、2015-16シーズンのレスター・シティです。

クラウディオ・ラニエリ監督のもと、ジェイミー・ヴァーディーらを中心としたチームで快進撃を続け、プレミアリーグ初優勝を達成しました。

当時は岡崎慎司選手も所属していたため、日本から試合を追っていた人も多かったのではないでしょうか。

自分も当時のレスターの試合はワクワクが止まりませんでした。

こうした番狂わせや新興クラブの台頭が起こることも、プレミアリーグの面白さのひとつかなと思います。

レスターを含め、これまでプレミアリーグを制したクラブや各チームの優勝回数については、以下の記事でまとめています。

プレミアリーグの優勝回数|歴代優勝クラブやチームの特徴を紹介!プレミアリーグの歴代優勝クラブを、優勝回数や各チームの特徴とともに一挙紹介!長年にわたり激しい競争を繰り広げてきたイングランドのトップクラブたちがどのようにしてチャンピオンの座を勝ち取ってきたのか、このリストを通じて知ることができます。...

プレミアリーグのビッグ6に関するよくある疑問

ビッグ6は公式に決められた名称?

いいえ。プレミアリーグが正式に6クラブを指定している制度ではなく、一般的に使われている呼び方です。

ビッグ6は何年から始まった?

明確な開始年はありませんが、マンチェスター・シティとトッテナムが従来のビッグ4へ割って入り始めた2010〜2012年頃が大きな転換点です。

2010-11シーズンには現在の6クラブがリーグ1位〜6位を占めており、現在のビッグ6につながる勢力図がはっきり見えるようになりました。

プレミアリーグのビッグ6はどのクラブ?

アーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパーの6クラブです。

トッテナムは優勝していないのになぜビッグ6?

プレミアリーグ優勝だけでビッグ6が決まるわけではないからです。

トッテナムは2009-10シーズン以降、上位進出やチャンピオンズリーグ出場を重ね、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝へ進出しました。

こうした長期的な成績やクラブ規模などを背景に、ビッグ6の一角として扱われています。

今後ビッグ6のクラブが入れ替わる可能性はある?

ビッグ6には公式な認定制度がないため、「何位になったら入れ替わる」という明確な基準はありません。

近年はビッグ6以外のクラブも上位へ進出しており、今後「ビッグ6」という括りそのものの使われ方が変化する可能性はあります。

まとめ|ビッグ6の現在の構図は2010年代前半に形成

プレミアリーグのビッグ6がいつから始まったのかについて、明確な公式の開始日はありません。

ただし現在のビッグ6につながる勢力図は、マンチェスター・シティとトッテナムが従来のビッグ4へ割って入り始めた2010年代前半に形成されたと考えるとわかりやすいです。

  • 2000年代はマンU、アーセナル、チェルシー、リバプールの「ビッグ4」が中心
  • 2009-10シーズンにトッテナムが4位へ進出
  • 2010-11シーズンに現在のビッグ6が1位〜6位を占める
  • 2011-12シーズンにマンチェスター・シティがプレミアリーグ初優勝

この流れから、「ビッグ6はいつから?」という疑問には、「公式な開始日はないものの、2010〜2012年頃に現在の6クラブによる構図が形成され、その後『ビッグ6』という呼び方が定着していった」と答えるのがわかりやすいでしょう。

また、ビッグ6は現在のリーグ順位上位6クラブを意味する言葉ではありません。近年はビッグ6以外のクラブも上位へ進出しており、プレミアリーグの勢力図は変化しています。

ビッグ6が誕生する前の「ビッグ4」を知ると、この変化がさらに理解しやすくなりますよ

ABOUT ME
すだこ
はじめまして。サッカー大好き1986年生まれの『すだこ』といいます。 小学校3年生からサッカーをはじめ、高校時代にインターハイと選手権大会で全国ベスト16を経験しています。 当ブログ『リベログ』では、サッカー好きの方やサッカー初心者の方へ向けて、主にプレミアリーグやチャンピオンズリーグなどのサッカー情報を紹介します。