サッカーを始めるとき、一番大事なアイテムの一つがサッカースパイクです。
しかし、多くのメーカーがさまざまな特徴を持つスパイクを提供しているため、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
各メーカーのスパイクには、それぞれ独自の特徴や強みがあり、メーカー毎にサイズ感が違うので、
- 足に合っているか(フィットするか)
- 環境(グラウンド)に合っているか
ということが選ぶときに大切になってくるポイントです。
足や環境に合っていないスパイクを履いていると、
- 足が締め付けらる
- 靴擦れを起こす
- 足首を捻る
など、怪我の原因にもなるので、サッカースパイク選びは非常に重要になります。
ケガをしないためにも自分の足に合ったメーカーを見つけたいところです。
そんなサッカー初心者の方に向けて、本記事では特に有名な『6大メーカー』
について詳しく紹介します。
本記事の情報を元に、自分にぴったりのスパイクを見つけてください。次回のプレーでさらに輝けること間違いなしです。
サッカースパイク『6大メーカー』の特徴
サッカースパイクは様々なメーカーから販売され、メーカー毎にも数多くの種類のスパイクが販売されています。
- ナイキは幅が狭い
- アシックスは日本人の足に合っている
などと耳にする方も多いことでしょう。
ここでは、サッカースパイク業界を代表する6大メーカーの特徴について詳しく見ていきましょう。
本文で足幅の表記がでてくるので参考にして下さい。
足幅表記 | B | C | D | E | 2E | 3E | 4E | F |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サイズ感 | ←細い | 細め | 標準 | 広め | 広い→ |
adidas(アディダス)
アディダスはドイツ発祥のスポーツメーカーで、テクノロジーとトレンドを融合させたデザインが特徴です。
足幅がE~2Eという標準的なサイズのものが多く、他メーカーのスパイクに比べると少し縦に長めでつま先が狭くなっているつくりになっています。
軽量化やフィット感を追求するため、最新の素材と技術が使用されており、
といった多くのプロ選手にも愛用されています。
現在、アディダスから販売されている主なシリーズは以下の通りです。
種類 | 備考 |
---|---|
X (エックス) | 縦への突破力重視、アタッカー向け |
COPA (コパ) | カンガルーレザーで足にしっかり馴染む |
PREDATOR (プレデター) | 安定したフィット力でボールコントロール重視 |
NEMEZIZ (ネメシス) | 機敏性や俊敏性などのアジリティ重視 |
「Predator(プレデター)」や「Nemeziz(ネメシス)」など、独自のシリーズがラインナップされているため、プレーヤーのニーズに応じたスパイクを選ぶことが可能です。
初心者から上級者まで幅広く愛用されています。
NIKE(ナイキ)
ナイキはアメリカのスポーツメーカーで、革新的なデザインと機能性で高評価を受けています。
足幅がD~E(やや狭め~標準)のものが多いので、足幅が少し狭い人や標準の方が選びやすいラインナップになっています。
といった選手が愛用しています。
現在、ナイキから販売されている主なシリーズは以下の通りです。
種類 | 備考 |
---|---|
MERCURIAL (マーキュリアル) | スピードや加速力重視のプレーヤー向け |
PHANTOM (ファントム) | 精度の高いキックや性格なドリブルを再現 |
TIMPO (ティエンポ) | フィット感重視でナイキ唯一の天然皮革 |
「Mercurial(マーキュリアル)」や「Phantom(ファントム)」といったシリーズは、スピード重視の選手に愛されるプロダクトとして知られています。
フィット感を高めるためのFlyknit(フライニット)技術や、トラクションを向上させるための特殊なソールデザインなど、独自の技術を取り入れている点が特徴です。
縫い目が少なくとてもシャープな造りをしたモデルが多く、FG(天然芝)モデルのスパイクになると、さらに細身になるので試着して選ぶことをおすすめします。
前線のスピードのある選手が愛用している印象が強いです。
PUMA(プーマ)
プーマはドイツ発祥のスポーツメーカーで、快適さや持久性に優れた設計が魅力です。
足幅がE~2Eの標準のものが多いので、標準~やや幅広な方が選びやすいラインナップになっています。
といった選手が愛用しています。
現在、プーマで販売されている主なシリーズは以下の通りです。
種類 | 備考 |
---|---|
FUTURE (フューチャー) | フィット力抜群!高いアジリティ能力を再現 |
KING (キング) | 高い強度があり試合中にフィット感が崩れにくい |
ULTRA (ウルトラ) | 圧倒的な軽さや柔軟性を再現、スピード重視 |
天然皮革を使用したモデルも豊富で、軽量性に優れフィット力が強く、素足感覚の履き心地の良さがメリットです。
自然なフィット感とボールコントロールの向上を求める選手に適しています。
デザインもスタイリッシュで、ファッション性も高い点が評価されています。
お洒落で価格も安いものが多いので、初心者にもおすすめです。
asics(アシックス)
アシックスは日本のメーカーで、フィット感とサポート力の高さが特徴です。
足幅標準Eを中心にD~2Eまで(スリムなもの~ワイドなものまで)展開され、幅広いラインナップで選びやすいというメリットもあります。
日本人の足型に合わせた設計が施されており、
など、多くの日本のサッカープレーヤーから支持を得ています。
現在、アシックスから販売されているスパイクは以下の通り。
種類 | 備考 |
---|---|
DS LIGHT (ディーエスライト) | 足との一体感を感じられる繊細なタッチを実現 |
ULTREEZA (ウルトレッツァ) | 俊敏性と繊細なボールタッチを実現 |
MENACE (メネス) | 高速プレーをサポートしてくれるスピード重視 |
「DS Light(ディーエスライト)」シリーズは、軽量でありながら優れたグリップ力を提供することが特徴です。
誰の足にも合いやすく使いやすいので、初心者にもおすすめしたいスパイクの一つです。
アシックスは足の健康を重視した設計がされており、長時間のプレーでも疲れにくいとされています。
DSライトは「アシックスといえばコレ!」という逸品です。
mizuno(ミズノ)
ミズノはアシックスと同じく日本のスポーツメーカーで、ワイド設計のスパイクが多く屈曲性に優れているので足に馴染みやすいのが特徴です。
「MORELIA(モレリア)」シリーズは、長年にわたり多くの信頼を得てきたモデルとして知られ、職人技が光る高品質な作りが魅力です。
といった選手が愛用しています。
現在、ミズノから販売されている主なシリーズは以下の通りです。
種類 | 備考 |
---|---|
DS LIGHT (ディーエスライト) | 最高級のカンガルーレザーで履き心地抜群 |
ULTREEZA (ウルトレッツァ) | 部活動向けで軽量・柔軟・素足感覚 |
MENACE (メネス) | スピード重視 |
ミズノのスパイクは多種多様で、タイトなものからスーパーワイドのものまで幅広く取り扱っています。
しなやかなカンガルーレザーを使用することで、抜群のフィット感と優れたボールコントロール性を提供しています。
また、足の形にしっかりとフィットするデザインが特徴で、プレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出します。
セルヒオ・ラモスなど世界的にスター選手も着用していました。
umbro(アンブロ)
アンブロはイギリスで誕生したスポーツメーカーで、伝統的なデザインとモダンな技術の融合が特徴です。
国内と海外でラインナップが違うのも面白いです。
などが愛用しています。
現在、アンブロから販売されている国内の主なシリーズは以下の通りです。
種類 | 備考 |
---|---|
ACCERATOR (アクセレーター) | フィット力と安定感が抜群 |
ACR CT (ACRシーティー) | ボールコントロールと耐久性に優れる |
アクセレーターシリーズはアンブロの定番商品で、履きはじめから足にフィットする感覚が特徴的です。
ミズノやアシックスに似てワイドなつくりのスパイクが多いです。
アンブロのスパイクはつま先が丸みを帯びているのも特徴です。
サッカースパイクの選び方
サッカースパイクは、プレーヤーのパフォーマンスに大きな影響を与える重要なアイテムです。
適切なスパイクを選ぶことは怪我の防止やプレーの質向上に繋がります。
以下に、スパイク選びのポイントをいくつかご紹介します。自分に最適なスパイクを見つける参考にしてください。
素材で選ぶ
サッカースパイクの素材には、
の2種類があります。
天然皮革 | |
---|---|
メリット | ・伸びやすく履き込むほど足にフィットする ・通気性が良く蒸れにくい |
デメリット | ・型崩れを起こしやすい ・水に弱く雨に濡れると変形しやすい |
天然皮革はフィット感が高く、足になじみやすいという利点がありますが、雨天時に水を吸いやすく、価格も高めです。
人工皮革 | |
---|---|
メリット | ・型崩れしにくい ・雨天時のプレーでも天然皮革ほど傷まない |
デメリット | ・通気性が悪くて蒸れやすい ・伸びにくくて縮みにくい(足に馴染みにくい) |
一方、人工皮革は耐久性が高く、価格も手頃です。
水に強いので雨の日でも問題なく使用できます。
はじめてサッカースパイクを購入する人は、比較的安価で丈夫な人工皮革のスパイクを選ぶのがいいでしょう。
「合成皮革」と表示がされているものから選んでみましょう。
グラウンドに合ったスパイクを選ぶ
グラウンドの種類によって、適したスパイクの種類が異なります。
グラウンドの種類 | 備考 |
---|---|
HG (ハードグラウンド) | 硬い土のグラウンド |
FG (ファームグラウンド) | 天然芝のグラウンド |
SG (ソフトグラウンド) | 柔らかい土や雨の日の グラウンド |
AG (アーティフィシャルグラウンド) | 毛足が長いグラウンド |
以上のように、サッカースパイクといっても様々な種類がありますが、土のグラウンドが多い日本では、HGタイプのスパイクが1番売れています。
HGタイプのスパイクは芝のグラウンドでも使用できる万能タイプです。
どのスパイクを選んだらいいのかわからない場合は、HGタイプのスパイクから選ぶようにするといいでしょう。
踏ん張る力や滑りやすさが変わってきます。
足に合ったサイズを選ぶ
フィット感はスパイク選びの中で最も重要な要素の一つです。
サイズが合わないスパイクは、痛みや怪我の原因となります。
スパイクを着用して、立った状態で以下のことをチェックしてみてください。
自分の足の幅や甲の高さに合ったモデルを選び、実際に歩いたり走ったりしてみてフィット感を確かめましょう。
足裏に無駄な力が掛かっていたり、違和感がないか確認して選ぶといいでしょう。
自分の足にぴったり合うスパイクを見つけることが、最高のパフォーマンスを発揮するためには欠かせません。
子供が成長途中だからと大きめのスパイクを購入するのは怪我のもとです。
\足幅の測り方はコチラのサイトで詳しく確認できます/
ビジュアルで選ぶ
多くのサッカープレーヤーにとって、スパイクのデザインやカラーも重要な要素です。
お気に入りのカラーやスタイルのスパイクを履くことで、モチベーションが上がり、自信を持ってプレーできるようになります。
など、自分の好みに合ったビジュアルのスパイクを選ぶ楽しさも味わうことができます。
自分の個性を表現できるスパイクを選ぶことで、より一層サッカーを楽しむことができるでしょう。
足に合う格好いいスパイクを探しましょう!
\サッカースパイクとトレーニングシューズの違いはコチラで紹介/
サッカースパイク『6大メーカー』の特徴|まとめ
サッカースパイクの6つの主要大メーカーには、それぞれ独自の特長があります。
どのメーカーのスパイクを選ぶかは、プレースタイルや好み、フィット感によって決まるでしょう。
メーカー | 特徴 |
---|---|
アディダス | 標準サイズが多く少し縦に長い |
ナイキ | やや狭い~標準、シャープでスピード重視のデザイン |
プーマ | 標準~やや広め、お洒落で比較的安価 |
アシックス | ラインナップが豊富、日本人の足に合う |
ミズノ | スーパーワイドまで幅広いラインナップ |
アンブロ | 幅広いスパイクが多い |
これらのポイントを踏まえて、自分にぴったりのスパイクを見つけて、サッカーをもっと楽しんでください。
初心者でも、しっかりとした選び方をすれば、自分に最適なスパイクが見つかるはずです。
本記事で紹介した各メーカーの特徴を参考にして、是非この機会に自分の好きなビジュアルやデザインのスパイクを探してみてはいかがでしょうか?